こんにちは さいたま市南浦和にて癖毛のお悩み改善を専門にしている美容師 渡邉 佑典です。
- 縮毛矯正をかけたいのですがなかなか思い通りになりません。
- 強い癖毛に対して縮毛矯正では伸ばすことはできないのでしょうか?
- 縮毛矯正をかけると真っ直ぐにはなるのですがダメージの面で悩みがつきません
上記のようなお悩みをお持ちの方はこの記事を読むことで解決することができます。
そもそも美容室での施術の中で最も満足度が低い(思い通りに仕上がらない)のが縮毛矯正です。
なぜそのようなことが起こるのでしょうか?
それは技術経験の差が顕著に現れることが原因です。
街中や友人の中でも髪を染めている方は8割を超えているのではないでしょうか。対して縮毛矯正をかけている方はどのくらいでしょうか?
一般的な美容院の中で縮毛矯正を行う比率は全体の10%以下であることが圧倒的な多数となります。
つまり、この記事を読まれているお客様方の髪を担当している美容師は日常的に縮毛矯正に携わっている経験が少ない可能性が高いです。
縮毛矯正は知識や経験、感覚の部分が非常に重要な要素が関係しており普段から施術を行っていない場合にはその部分が欠落している可能性があります。
この記事では縮毛矯正に対して専門的な知識を持っており、縮毛矯正に対しての経験豊富な美容師が縮毛矯正に対する疑問や基礎知識を解説していきます。
癖毛に悩む方々の参考になり、お悩みを解決することができれば幸いです。
縮毛矯正とは
縮毛矯正とは熱の力と薬剤の力を組み合わせて癖毛を真っ直ぐに伸ばすことができる美容院で行う施術の1つです。
基本的には1度きちんとかけてしまえば縮毛矯正がとれるという事はなく、半永久的にストレートな状態を維持することができます。
日常的に癖毛が気になるお客様にとってはお手入れが楽になるメニューとして人気です。
その反面でブリーチと並び、美容院の中では最もダメージが発生する技術とも言われています。
それ故に失敗のリスクが伴い、残念な経験をされてしまうお客様も後を立たないという事が多ない現状です。
ダメージをされた状態でご相談をいただくこともありますが、1度ダメージを受けた髪を元の状態に戻すことはできません。
ダメージを負ってしまってからアクションを起こすのではなく、ダメージを負わないように縮毛矯正と付き合っていくことが重要だと言えます。
そのためのポイントを解説していきます。
【縮毛矯正で失敗したくない】かけることによるメリット
- 自宅でも再現性のあるストレートヘアを手に入れることができる
- 湿気でスタイリングが台無しになることだなくなる
- スタイリングの時短になる
- 毎日アイロンを通すよりもダメージは抑えられる
それぞれ順番に解説をしていきます。
自宅でも再現性のあるストレートヘアを手に入れることができる
縮毛矯正は美容院の中で唯一、乾かせばOKなお手軽スタイルです。
朝のお手入れは寝癖直し程度で基本的にはまとまります。
巻くとしても基本的には毛先をコテやストレートアイロンでワンカール巻けば仕上がるので、そこまで難易度は高くありません。
オイルやバターなどを薄く少量つけておくとより艶感やパサつきの対策にもなります。
湿気でスタイリングが台無しになることがなくなる
そんな経験はありませんか?
縮毛矯正をかけていれば湿気などの影響も受けにくくなるので、梅雨時期や汗をかきやすい夏時期もストレスなく過ごすことができます。
スタイリングの時短になる
癖毛で悩まれているお客様の話を聞いていると朝が大変だとおっしゃられています。
- 癖をストレートアイロンで伸ばしています
- 癖が目立たないようにヘアアレンジを行なっています
上記のように一手間も二手間もかけて髪が綺麗になるように努力をしてくださっています。
縮毛矯正をかけることでこのような手間を省くことができるので毎朝のスタイリングの時間を時短することができます。
毎日アイロンを通すよりもダメージは抑えられる
ご自宅で何気なく使用しているヘアアイロンは髪にとっては大きな負担となります。
180度のアイロンを10秒間同じところに当てていると髪の毛は脆くなると言われています。
これを毎日続けていると切れ毛や枝毛の発生の原因にもなり得ます。
それであれば縮毛矯正をかけて日々はアイロンを使用しない、もしくは使っても最小限に抑えることでダメージを予防することができると言えます。
【縮毛矯正で失敗したくない】かけることによるデメリット
縮毛矯正をかけることで以下のようなデメリットがあります。
- 基本的には繰り返しかけ続ける必要がある
- 必ずダメージは発生する
- 失敗のリスクがある
それぞれ順番に解説をしていきます。
基本的には繰り返しかけ続ける必要がある
縮毛矯正は1度かければ落ちる(とれる)ことはありません。
しかし、根本から新しく伸びてくる髪の毛は癖毛の状態です。
癖の強さにもよりますが半年ほどで根本は癖毛、毛先はストレートという状態になるので定期的に根元の新しく伸びてきた部分に対して縮毛矯正をかけ直す必要があります。
必ずダメージは発生する
縮毛矯正をかけると見た目が綺麗になることから縮毛矯正=ダメージ0と認識されることもありますが実際にはダメージは発生します。
どんなにトリートメント剤や栄養剤を配合していても髪の形が変わるということは、そこにダメージがあるということを理解しておきましょう。
ただしダメージの負荷をできる限り最小限に抑えることは十分に可能です。
縮毛矯正の施術ではダメージの発生を最小限に留めるということが最も重要だと思っています。
失敗のリスクがある
縮毛矯正はどの技術よりも失敗のリスクが高いと思っています。
縮毛矯正は難易度が高い割に専門店でない限り1番出番の少ない技術です。つまり経験値の少ない美容師は多くいます。
例えば多くのお店でヘアカラーやカットがお店の8〜9割を占めています。残りの1〜2割が縮毛矯正やパーマ、ヘアセットなどになります。
経験=技術力であることは間違い無いので、美容師の多くはカットやカラーがうまくパーマや縮毛矯正は苦手ということは間違いありません。(経験値の差から)
にも関わらず縮毛矯正は奥が深く難しいのです。それ故に失敗や過度のダメージなどのリスクが高いと言われています。
縮毛矯正だけは専門店、専門に扱い美容師に依頼することをお勧めします。
【縮毛矯正で失敗したくない】ダメージはあるのか?
縮毛矯正はかけることで髪の表面がストレートに整います。
それにより艶感や手触りが向上するので髪の毛が綺麗になったと認識されがちですが実際にはダメージは発生しております。
特に縮毛矯正は薬剤のダメージ+熱のダメージと2つの負荷がかかるので美容院で行う施術の中でも1位・2位を争うほどにダメージが大きいと言われています。
癖毛の状態よりストレートの方が髪は綺麗に見える
上記では実際に髪にかかる負荷を解説しました。
では癖毛とストレートヘアでは髪が綺麗に見えるのはどちらか?という視点で考えてみましょう。
癖毛の方の特徴は次のようなものです。
- キューティクルが不揃い
- 髪にうねりが生じて不均一
これらが原因で健康な髪であってもダメージを負っているように感じやすくあります。
例えばパーマスタイルとストレートスタイルをパッと見た時にストレートスタイルの方が髪が綺麗に見えることと同じ原理です。
(髪の中)と(見た目)で考える
つまり縮毛矯正をかけることで髪の中はダメージがあるけれど、見た目は綺麗に見えるということが言えます。
綺麗になるからといって無謀にかけ続けると限界を迎えて髪は極端に大きなダメージを負ってしまいます。
そうならないためにもヘアカラーとの付き合い方や日々のケアを意識してご自身の髪のダメージレベルを美容師さんと共に把握しておくことも重要です。
縮毛矯正の失敗はどんなことがあるの?
縮毛矯正でご相談をいただく失敗のベスト3は次のようなものです。
- 硬い質感になってしまう原因と予防方法
- 癖が取りきれない原因と予防方法
- ビビリ毛(過度なダメージ)になる原因と予防方法
縮毛矯正での失敗はリカバリーが難しいですが、失敗しないようにかけていくことは難しいことではありません。
失敗のポイントと予防方法を理解して残念な思いをしないように縮毛矯正と付き合っていきましょう
硬い質感になってしまう原因と予防方法
例えば癖を伸ばすのに必要なパワーが50%だとします。
そこに対して45〜60%のパワーでかければ自然なストレートを表現することができます。
しかし70、80、90%とパワーが強くなればなるほどに真っ直ぐになりすぎて人工的な不自然なストレートになります。
限りなく50%に近いパワーでかけられるようにコントロールするのですが、もちろん人それぞれ必要なパワーは異なります。
そこを正確に見極めて適切なパワーでアプローチすることが自然にかけるポイントです。
回数を増すごとに精度は高くなるので毎回違う美容師さんに依頼するのはリスクがあります。
癖が取りきれない原因と予防方法
上記で解説した癖を伸ばすために必要なパワーの続きです。
例えば癖を伸ばすのに必要なパワーが50%だとしたらそれを下回るほどに癖は伸びません。
これは髪質を誤って把握していることが原因ですが、それ以外にもできるだけ傷ませないようにと弱めた結果が伸びなかったという失敗を招きます。
痛ませないけどしっかりと癖を伸ばすというバランスはとても難しいので経験がとても重要です。
ビビリ毛(過度なダメージ)になる原因と予防方法
ダメージの積み重なりでビビリ毛になる
ダメージとは縮毛矯正だけでなくヘアカラーや日々のスタイリングなども影響してきます。
髪の毛にも限界があり、それ以上に負荷がかかるとビビリ毛になります。
特に縮毛矯正の場合は他の施術と比較して負荷の大きい施術となるのでデリケートな毛先部分は保護剤の使用や薬剤をつけない対処が重要になります。
髪質に見合わない高温でアイロンをするとビビリ気になる
髪質によっては高温でのアイロンが苦手な場合もあります。
見極めが甘く、必要以上の温度でアイロンをしてしまうと髪が焼けてビビリ毛になる可能性があります。
また濡れた状態でのアイロン操作も非常に危険です。
意図してあえて濡れた状態で入れる場合は別として濡れた状態でジュっと音が聞こえる場合には設定温度より10〜20度アイロンの温度が高くなる可能性があります。
【縮毛矯正で失敗したくない】適切な周期とは?
縮毛矯正をかけるための頻度は人それぞれの癖の強さによって左右されるのでなんとも言えません。
ここで意識するべき重要なことは決まった周期で縮毛矯正をかけていくということです。
できる限り失敗を減らすには縮毛矯正の回数を減らすことと綺麗にリタッチ(伸びてきた部分のみをかけ直す)することが重要です。
それには決まったタイミングを設けることが重要です。
これについて詳しく解説をしていきます。
縮毛矯正をかけるタイミングは一定に保つ
縮毛矯正をかけるべきタイミングは人それぞれ異なりますが、縮毛矯正をかけるべきタイミングは一定にするべきだと思っています。
多くの方は梅雨時期をベースに縮毛矯正をかけるのでそこを基準にします。
- 6月に1度ペース
- 6月と12月に2度ペース
- 2月と6月と10月に3度ペース
- 3月と6月と9月と12月に年4回ペース
このようにかける周期を一定に保つことでリスクが少なく綺麗な状態を維持することができます。
もし周期を乱して癖が気になったからという理由で1ヶ月や2ヶ月感覚で縮毛矯正をかけることになった場合にはダメージの観点からリスクが非常に高くなり失敗の可能性が高くなると言えます。
縮毛矯正はリタッチが理想
縮毛矯正をかける際は毎回毛先までかけた方がいいと認識されている方も少なくはありませんが基本的には根元のみをかけ直すリタッチが理想です。
前途しましたが縮毛矯正は1度かければ基本的にずっと真っ直ぐな状態です。
最近かけてないからと安易な理由で全体をかけることでダメージが発生し、それが結果的にダメージの原因にもなり得ます。
縮毛矯正を綺麗に保つ基本は一定のタイミングでリタッチ矯正を継続することにつきます。
【縮毛矯正で失敗したくない】かけた後に意識するべき5つのお手入れ方法は?
縮毛矯正をかけた髪をできる限り綺麗に維持するためのポイントを5つの観点にてまとめました。
- 重すぎるヘアケアは避ける
- シャンプー選びは重要
- 流さないトリートメント剤とスタイリング剤
- 髪の乾かし方
- アイロンやコテの温度
縮毛矯正の失敗リスクを減らすためには日々のヘアケアをどれだけ正しく行うかも重要です。
ご自宅でのケアの目安として参考にしてみてください。
重すぎるヘアケアは避けて
縮毛矯正をかけている方が陥りがちな失敗が重すぎるヘアケアを使用することです。
しっとり系のシャンプートリートメントやオイルの多用などは過剰に髪に油が蓄積している状態です。
髪に油分が乗りすぎると広がりは収まりますが次のようなダメージを誘発します。
- 髪が乾かなくなり濡れたままの状態に
- アイロンやコテの熱負荷が倍増する
- フケや痒みの原因になる
重い質感のものがNGというわけではなく適度に良いものを組み合わせて使うようにしましょう。
シャンプー選びは重要
髪の基礎ケアはシャンプーです。
どんなにいいヘアケアを使っていてもシャンプーが髪にとってマイナスであればケアが成り立ちません。
まずは日々使うにあたって適切なシャンプーを取り入れるようにしましょう。
いいシャンプーについては髪質や髪の長さによっても異なるので担当の美容師さんに相談してみましょう。
流さないトリートメント剤とスタイリング剤
流さないトリートメント剤とスタイリング剤はぜひ取り入れましょう。
縮毛矯正をかけることで髪の水分量は減少し特に毛先はパサつきます。
そのため髪に保湿効果のある流さないトリートメント剤とスタイリング剤を取り入れることで髪を綺麗に見せることができます。
髪の乾かし方
髪の毛は乾かした方が良いです。
乾かし方については次のような手順が理想的です。
- 洗い流さないタイプのトリートメントを少量毛先にのみつける
- ドライヤーで色々な角度から風を当てて根元を乾かす(首の上→後ろの真ん中→横の下→後ろの表面→横の表面)
- ドライヤーで地肌から毛先に向かってやや引っ張りながら毛先を乾かす(首の上→後ろの真ん中→横の下→後ろの表面→横の表面)
- 全体的に冷風でクールダウン
日によって時間のない場合はできる範囲でも構いませんので、できるところまでを目指して行いましょう。
コテやアイロンの温度
縮毛矯正の難易度は日々のアイロンの使用状況によっても左右されます。
180〜200度でアイロンやコテを使用している場合は熱のダメージが大きく蓄積し、失敗のリスクは高くなります。
理想を言えば120〜150度での使用が望ましいと言えます。
【縮毛矯正で失敗したくない】かけた後に結ぶのはあり?
縮毛矯正をかけた直後に強く結ばれてしまうと結び跡が残る場合があります。
3〜4日ほどは結ぶことは避けるようにしましょう。
万が一結ばなくてはいけない場合にはヘアゴムできつく縛るのではなく、シュシュなどで軽く束ねるようにしましょう。
また夜はしっかりと髪を洗って結び癖を残さないようにすることが理想的です。
【縮毛矯正で失敗したくない】シャンプーはいつからOK?
縮毛矯正のシャンプーは当日でもOKです。
ただし当日に洗う場合は根元から毛先まで完全に乾かして仕上げることが条件となります。
デメリットを挙げるとすればシャンプーをすることでトリートメントは剥がれてしまいます。
トリートメントを長く保ちたい場合には当日はシャンプーをせずに濡らしてすすぎ→トリートメントといった湯シャンスタイルで仕上げるようにしましょう。
【縮毛矯正で失敗したくない】ヘアカラーは同日にできる?
ヘアカラーと縮毛矯正は同日に行うことは可能です。
ただし次のような点には注意が必要です。
- 質感が硬くなる可能性がある
- 色によっては発色が悪くなる
- ブリーチなどの併用はできない
ただしカラーの仕上がりのクオリティーを求めるのであれば別日に分けて行うことが理想です。
【縮毛矯正で失敗したくない】実際のBeforeAfter
当店にはデリケートな髪質であるお客様から多くのご相談をいただきます。
通常のお客様よりも難易度は高い方が多いので、意識することは現状よりも痛ませずにかけることです。
カラーやカットなども合わせたご提案で長期的にお任せいただければ必ず綺麗にお仕上げをさせていただくことができます。
大きくうねる髪をストレートに
全体的に大きくうねりが見られるお客様。原因は癖毛だけでなくカットにもありました。
縮毛矯正で癖を伸ばしながら毛先を整えて質感を高めていきました。
根元からのスキバサミの後は修正に時間がかかりますが徐々に扱いやすく、癖が気になるまでのタイミングも長くなっていきます。
縮毛矯正をかける頻度のご提案:半年に1度のペース
ハイトーンの髪をナチュラルストレートに+髪質改善
全体的に緩いうねりと日々のアイロンによる熱ダメージが見られます。
縮毛矯正で全体の癖を伸ばすことで毎日のアイロンが不要になりダメージが減少していきます。
毛先のダメージは髪質改善で扱いやすくしました。
縮毛矯正をかける頻度のご提案:1年に1度のペース
年齢を重ねるごとに現れたくせ毛をストレートに
年齢を重ねて髪質に変化が起こると癖毛が現れることがあります。
実はこの状態はデリケートで縮毛矯正の失敗が非常に多く起こります。
まずは事故がないように、また髪の体力を残せるように慎重な対応が必要となります。
縮毛矯正をかける頻度のご提案:半年に1度のペース
いつも伸び切らない髪でも綺麗なストレートに+髪質改善
薬剤の反応が良さそう!薬剤のダメージには強そう!と安易に見た目で判断すると癖が伸びないことや過度なダメージにつながります。
薬剤が強くなればダメージが大きくなりますし、弱くなれば癖は伸びません。
今回のケースでは伸ばそうと薬剤を強めた結果で毛先の過度なダメージが発生している状態です。
縮毛矯正は薬剤と熱と水分のバランスを使い分けることで最小限のダメージでしっかりと癖を伸ばすことが可能になります。
縮毛矯正をかける頻度のご提案:半年に1度のペース
まとまりを生み出して朝のお手入れの自担に
毎日アイロンをかけるのであれば1度縮毛矯正をかけた方がダメージの負荷は圧倒的に少なくなります。
今回のケースは広がる→髪をたくさん減らす→減らしすぎたことで広がるという悪循環が生まれていました。
実際には髪が多いのではなく癖とアイロンダメージによる広がりが原因なので縮毛矯正でバランスを整えさせていただきました。
日々のお手入ればカールアイロンでワンカールでOKです。
縮毛矯正をかける頻度のご提案:半年に1度のペース
ホームカラーのデリケートな髪を綺麗なストレートに
月に1度のペースでご自宅でヘアカラーをされているお客様です。
年齢を重ねたことで髪のボリュームも気になるということなので、できる限りボリュームは損なわないように癖のボリュームを収めていきました。
硬さはなくボブスタイル特有の動きも表現できています。
縮毛矯正をかける頻度のご提案:3〜半年に1度のペース
ブリーチをしている髪をストレートに
ブリーチをしている髪は非常にデリケートな状態です。
薬剤のパワーに頼って癖を伸ばすとすぐにチリチリになります。
薬剤だけでなく熱のパワーをうまく組み合わせることでブリーチ毛でも綺麗にストレートにすることができます。
縮毛矯正をかける頻度のご提案:3〜半年に1度のペース
【脱・縮毛矯正】縮毛矯正をやめるためには?
縮毛をやめる選択をすることを脱・縮毛矯正といいます。
脱・縮毛矯正を実現するには次のような注意点が必要です。
- ストレートスタイルではなくカールスタイルであることを理解する
- 縮毛矯正をかけた部分を伸ばし切るまで切れない(1年半〜2年以上)
- 基本的にはショートスタイル
今の時代はナチュラル(自然な)を好む方が増えてきており、脱白髪染めと並行して脱縮毛矯正を選択される方も増えてきております。
全ての方に当てはまるというわけではありませんが選択の1つとして捉えてみることもおすすめです。
詳しくは下記記事をご参照ください。
https://kusege-salon.com/2017/08/12/stop_curly_hair_straightening/
【縮毛矯正で失敗したくない】よくある質問を解説
ここではお客様から実際にいただいた縮毛矯正に関する質問にお答えしていきます。
Q:自宅・セルフで市販の縮毛矯正。おすすめ商品やコツは?
縮毛矯正をセルフで行うことは一切お勧めしません。
リスクが伴うので大切な髪を傷つけないためにも美容院で行いましょう。
Q:縮毛矯正+カラーは同日にできますか?
縮毛矯正とヘアカラーを同日に行うことは可能です。
ただし次の点のご留意ください。
- 質感が硬くなる可能性がある
- 色によっては発色が悪くなる
- ブリーチなどの併用はできない
- 時間がかかる
時間の許す方は別日に行うことが無難です。
Q:縮毛矯正をかけていてもショートヘア・ボブスタイルにできますか?
既に縮毛矯正をかけている方でバッサリと切る予定があるのであれば縮毛矯正をかけるタイミングがおすすめです。
切った後に縮毛矯正をかけることで毛先部分が柔らかくなじみます。
Q:縮毛矯正で失敗してしまいました。どうにかできますか?
状態次第なのでなんとも言えませんができる限りのことを尽くします。
1度ご連絡の上、状態を拝見させてください。
できることとできないことを明確にした上で対処方法を考えましょう。
Q:メンズ(男性)の縮毛矯正もできますか?
はい、行っております。
男女問わずですが、特に男性の場合はピンピンの毛先にならないように配慮した上で施術を進めております。
癖毛に合わせてメンテナンスカットも行うので長く保つことができます。
Q:縮毛矯正をやめたい場合はどうしたらいいの?
まず意思表示をいただいた時点で仕上がりの長さを決めていきます。
そこに合わせてどのくらいの期間が必要か?どうしたら伸ばしやすいかをお伝えして、長期的な計画をご提案いたします。
Q:ブリーチをしていても縮毛矯正はかけられますか?
状態次第なのでなんとも言えません。
ただしブリーチの薬剤はここ数年で目まぐるしく進化しており、以前のようにブリーチ=ハイダメージではなくなってきたように思います。
負荷がかかる施術同士なのでノーリスクとまではいきませんが、縮毛矯正をかけることは可能だと思います。