年齢を重ねるごとに次のようなことにお悩みではありませんか?
- 髪の毛が細くボリュームがなくなってきた
- うねりや広がりが出てきて扱いにくくなってきた
- 髪の毛の艶がなくなってきた
これらは年齢を重ねたことによる頭皮の老化が原因です。
そしてその老化を助長させ加速させているのが白髪染めです。
つまり白髪染めを繰り返していくと髪の元気がなくなり癖毛になっていくという事が言えます。
髪の変化が起こってから改善する事は非常に難しい事です。
まだ変化が起こる前なら、起こっていたとしても多少の変化であれば今が対策を取れる最後のチャンスかもしれません。
できる事がある今のうちから対策を始めて健康な髪の毛を維持できるように頑張りましょう。
目次
毎月の白髪染めは頭皮を老化させ癖毛を助長する
年齢を重ねるごとに頭皮の機能が低下していく事は当たり前のことです。
でも無理な白髪染めを継続していると頭皮の機能低下がグングン早まっていきます。
頭皮の機能が低下すれば次のようなヘアトラブルを引き起こします。
- 髪のボリューム低下
- 抜け毛の増加
- 癖毛
- 白髪の増加など
では、なぜこのような事が起こるのでしょうか?
頭皮の酸化が老化を加速させる
頭皮の老化現象は体が酸化することで引き起こるといわれています。
酸化の原因は紫外線や食・生活習慣などといわれていますが、大きな要因となるのが白髪染めです。
白髪染めの1剤を2剤が酸化させることで白髪を染めていますが、この時に頭皮も強烈に酸化させています。
これが頭皮の老化を加速させている大きな原因です。
アレルギーリスクも
白髪染めを行う以上はジアミンアレルギーを(白髪染めのアレルギー)発症する可能性も考えておかなくてはいけません。
頭皮の機能が低下すると肌が本来持つバリア機能は低下していきます。
そんな状態の頭皮に幾度も白髪染めが接触すれば アレルギー発症のリスクは高くなっていきます。
アレルギーが引き起こるとかぶれや激しい痒みが起こり、2度と髪を染める事ができなくなってしまいます。
白髪染めにより頭皮が老化する事で髪は細くなり癖毛を生み出す
昔はストレートな髪質だったのに最近急に癖毛になってしまいました。
白髪染めの影響で頭皮が老化すれば、それに比例して頭皮機能も低下していきます。
頭皮の機能が低下すれば髪は細くなり長さも短いまま伸びなくなります。
また癖毛になり艶がなくなる原因も引き起こします。
髪の毛ではどのような事が起こっているのでしょうか?
- 髪密度の低下
- 毛髪サイクルの乱れ
- 毛穴の変形
ここでは3つの問題を取り上げます。
髪密度が低下している
新しく生えてきた髪の毛でも密度が低下し空洞化していることもあります。
髪の表面ではキューティクルが整わずに光をうまく反射する事ができないため、艶感が低下します。
また内側の空洞化した部分には空気中の水分が入り込んでしまい、湿気による影響を受けやすく癖毛が表面状に現れやすくなります。
髪の毛の触り心地が軽く感じることも特徴です。
毛髪サイクルの乱れ
髪の一生を表した毛髪サイクルというものがあります。
- 生まれる
- 成長する
- 弱まる
- 止まる
- 抜ける
上記は正常にな状態ですが、頭皮の機能が低下しサイクルが乱れると成長途中で止まってしまい短期間で抜けてしまうという現象が起こります。
顔周りの髪の毛や前髪がいつまでたっても短いまま伸びてこないという場合などはここに該当します。
このような髪の毛は非常に弱い状態で癖が出やすかったり、ダメージが発生しやすい状況にあります。
毛穴の変形
頭皮の深層がダメージを受けると頭皮は萎縮していき、毛穴は変形していきます。
正常な形の毛穴であれば綺麗な円形の髪の毛が生えてきますが
変形した毛穴からは歪な形の髪の毛が生えてきます。
後者の方がうねりが表面化しやすく、癖毛になりやすい髪の毛という事が言えます。
癖毛にならないための正しい白髪染めとの付き合い方
白髪染めをやめることができるのであれば、それがベストだと思います。
しかし99%の方がリスクを覚悟してでも白髪染めをやめる選択をしないと思います。
- 酸化剤を使用していない白髪染めに切り替える
- 酸化剤を使用していないカラー剤を併用する
頭皮の老化を加速させる原因は白髪染めに含まれる酸化剤です。
この酸化剤さえなければ白髪染めを継続していても頭皮の機能が低下していくことはありません。
詳しく解説をしていきます。
酸化剤を使用していないカラー剤とは
世の中に流通している9割以上のカラー剤は酸化剤を使用している 通称『アルカリカラー』です。
いわゆる1剤と2剤を組み合わせて反応をさせることで白髪を染める効果を発揮しています。
1剤にはアレルギーを発症する恐れのあるジアミン、2剤には頭皮の機能を低下させる可能性のある過酸化水素水が使用されていることから使用するには一定のリスクが付き纏います。
しかし白髪染めの中には酸化剤を使用しない白髪染めも存在します。
- ヘナ
- 塩基性カラー
- マニキュア
上記のものは頭皮の機能を低下させずに白髪を染めることができるので、リスクを気にせずに使用することができます。
デメリットは髪を明るくできないことや色持ちの悪さです。
完全移行ではなく併用という選択
確かに酸化剤を含まない白髪染めに切り替えることができればいいのですがデメリットがあるということも確かです。
仮に酸化剤を使用しないヘナを使うことを決めた場合、アルカリカラーと交互に行なっていきます。
1ヶ月に1度染めているとすれば年間12回酸化剤と接触していたところを6回まで減らすことができます。
またヘナでクオリティが劣っていた点をアルカリカラーで補正することができます。
リスクを0にすることはできませんが、毎月アルカリカラーで染めるよりもダメージを大きく軽減することができます。
癖毛を予防するためには白髪染めの基礎ケアも大切
そのため染める都度のケアが重要になります。
当店では実際に次のような施術をご提供しております。
- 頭皮への前処理
- 薬剤濃度のコントロール
- 頭皮への後処理
- 抗酸化処理
どのようなものなのかを解説していきます。
頭皮への前処理
白髪染めの薬剤を塗る前には頭皮を専用の保護オイルでケアします。
頭皮には元々皮脂膜のバリアが備わっていますが、、年齢を重ねるごとに減少していきます。
するとダメージをダイレクトに受けやすくなってしまいます。
バリア機能を疑似的に作るのが頭皮の前処理の役割です。
薬剤濃度のコントロール
白髪染めの薬剤は濃度コントロールをすることができます。
- ジアミン
- 過酸化水素水
- アルカリ剤
など頭皮や髪に負担がかかる成分はフルパワーで使用する必要はありません。
髪質や白髪の状態に合わせて濃度を最適化したもので染めていくことで、ダメージを最小限に抑えることができます。
頭皮への後処理
髪と同様に頭皮にもシャンプー後に残ってしまう成分が存在します。
それらを放置すれば2週間前後は残留し頭皮を徐々に老化させていきます。
できる限りその場で取り除くためにも頭皮の後処理を導入することで、不要な成分を除去することが可能となります。
抗酸化処理
いくらケアを重ねてもアルカリカラーを使用する以上は少なからず頭皮は酸化してしまいます。
大切なのはできるだけ早く抗酸化(酸化を食い止めること)をすることです。
白髪染め後のタイミングで抗酸化することで頭皮の老化を最小限に抑えることができます。
白髪染めによる癖毛の助長をホームケアで改善する
白髪染めをやめる、もしくは酸化剤を使用した白髪染めをやめることで頭皮の老化を食い止めることができます。
もしアルカリカラーを使う判断をした場合でもお店でしっかりとケアをすることで健康な頭皮環境を維持することができます。
ただし問題なのはこのような提案ができる、実践をしているお店は全国の中で ほんの一握りです。
もしかすると通えるエリアには存在しない可能性もあります。
そんな方は自宅でのホームケアが非常に重要になります。
サロンで白髪染め後のケアとして行なっているものをご自宅でもできるように自社開発で製品を取り揃えております。
popoliaシャンプー
白髪染め後に使用を続けるだけで過酸化水素水やアルカリ剤を除去することができます。
薬剤により崩れたバランスを整えて、髪の質感を向上させる効果も持ち合わせております。
popoliaトリートメント
髪に残留した薬剤を除去しバランスをいち早く安定させます。
内部強化と表面硬化作用で施術によるダメージをいち早く補修し健康な髪の状態に導いてくれます。
popoliaオイル
頭皮に残った薬剤を除去するクレンジング効果と酸化した頭皮の抗酸化に有効な頭皮ケアオイルです。
洗い流さないタイプのトリートメントとしての保湿機能や髪の毛を艶やかに保つスタイリング機能もあり1本で様々な用途に使用が可能です。
【毎月の白髪染めが癖毛を生み出し髪を細くする】対策を解説します まとめ
それを断ち切るためには白髪染めとの付き合い方を見直していく必要があります。
染める頻度や気になること、何を優先するかは人それぞれ異なります。
だからこそ自分に適した白髪染めとの付き合い方を探してみてください。
- まだ症状が現れていないのであれば、まだ間に合います。
- 最近なんとなく気になってきているのであれば進行を遅らせることができます。
- 既に目に見える症状が現れてきている場合には別の方法で髪を扱いやすくなるように改善しましょう。
できることは何かしらあるはずです。
まずはご相談ください。