お客様実例

【白髪染めを繰り返したデリケートな加齢毛への縮毛矯正】正しい施術方法を解説

お客様
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白髪染めの影響か癖が出てきて扱いにくい髪質になってしまいました。

前回美容師さんの勧めで初めて縮毛矯正をかけたのですが、ダメージが気になります。

特に顔周りの短い髪の毛は癖が伸びずに縮毛矯正をかける前よりチリチリになってしまいました。

施術履歴が少ない方でも白髪染めを定期的に行っている場合は髪の毛が非常にデリケートな状態になっています。

美容師
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今回のお客様も実感されているように

  • 髪の毛が短いまま伸びない
  • ストレートだったのに突然、癖毛になった

といった症状は頭皮の機能が低下し髪に影響が現れている状態で、ちょっとしたことでも切れ毛やチリつきなどの症状を引き起こす可能性があります。

改善するためには白髪染めをやめる事が有効策となります。

また縮毛矯正は癖毛の対策としてはとても効果的ですが、デリケートな状態の髪の場合はブリーチ毛よりも難易度が高くなります。

美容師
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薬剤設定や熱のバランスを間違えれば簡単にビビリ毛を発生させてしまいます。

美容師側はできるできないをしっかりと見極めて背伸びはしない事

お客様側はある程度の縮毛矯正の知識を持った美容師さんに依頼する事

上記を推奨します。

先にお伝えしておくとこのようなケースでは通常の薬剤では対応ができずに専用の薬剤が必要になるので縮毛矯正にある程度のこだわりがあるお店でないと対応が難しくなると思います。

 

白髪染めを繰り返したデリケートな加齢毛への縮毛矯正前の状態

美容師
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まずは状態から見ていきましょう。

履歴は次の通りです。

  • 縮毛矯正履歴がある状態でパーマをかけて失敗→パーマ落としを数ヶ月前
  • 月に1回〜2回のペースで白髪染め
  • 顔周りの周りのチリついた部分を毎日アイロンで伸ばす

ここまで聞いただけでも少し怖くなりますね。

かなりケアをされているようなので見た目は綺麗に見えますが、蓄積しているダメージが消えるわけではありません。

 

このような髪質、施術履歴の方はさらに慎重にアプローチをする必要があります。

仕上がりの状態

美容師
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縮毛矯正をかけた後の状態です。

全体的に癖は伸ばし、縮毛矯正特有のペタッと感が出ないように仕上げました。

顔周りのチリつきが気になていた部分も綺麗に補正する事ができました。

施術の解説をしていきます。

白髪染めを繰り返したデリケートな加齢毛には酸性縮毛矯正でアプローチする

髪の毛が加齢による体力の低下や施術のダメージが大きく現れている場合には酸性域での縮毛矯正でアプローチをする必要があります。

 

縮毛矯正にはpH(ペーハー)というものが大きく関係しています。

7が真ん中の中性域でそれより高くなればアルカリ域、それより低くなれば酸性域となります。

 

今回の場合は6に薬剤を設定をしているので酸性域で縮毛矯正を行ったということになります。

なぜアルカリ域で行う事がいけないのか?

お客様
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アルカリ域で縮毛矯正を行うとどうなりますか?

単純に髪の毛が耐えられるかどうかがポイントになります。

今回のようにデリケートな髪の状態であればアルカリの薬剤が触れた場合には5分ともたずに髪の毛がテロテロになってしまいます。

 

前回の他店での施術で手触りが悪く感じたことや顔周りのチリつきは、アルカリに髪が耐えられなくなりダメージが表面化してきたという事が考えられます。

酸性域なら絶対に安全なの?

お客様
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では賛成域で行えばどんな髪の毛でも縮毛矯正をかける事ができるのでしょうか?

確かにデリケートな髪の毛やダメージを負っている髪の毛には有効ですが、どんな状態の髪の毛でもかける事ができるのか?と言われれば、そうではありません。

 

例えば引っ張ってきれるような状態や過度なビビリ毛などは酸性の薬剤であっても施術をする事ができません。

 

その辺りは事前の毛髪診断と履歴からできるできないを判断するということになります。

今回の場合は顔まわりも含めて耐えられると判断したために酸性域でアプローチを行いました。

熱による負荷を抑えるための工夫

既に細くなっている髪の毛や短い髪の毛などデリケートな状態にある場合にはアイロンの熱で焦げてしまうといったことも考えられます。

美容師
美容師
いくら安全な薬剤でアプローチができたとしても熱による失敗が起こってしまっては本末転倒ですね。

そこで、今回のようなお客様の場合には熱ダメージにも配慮をして施術を行う必要があります。

意識する点は次の通りです。

  • 耐熱性のあるオイルで保護をする
  • プレートに加工のあるアイロンを使用する
  • 水分コントロールを意識する

上記のようなポイントを意識してアイロン操作を行うことで熱によるダメージの発生リスクを大きく下げる事ができ、失敗のリスクを抑える事ができます。

【白髪染めを繰り返したデリケートな加齢毛への縮毛矯正】正しい施術方法を解説 まとめ

年齢と共に弱くなっていく髪の毛に縮毛矯正をかける場合には次のようなことに気をつけましょう。

  • 毛髪診断はしっかりと行い、かけられるのか?かけられないのか?をしっかりと把握しておく
  • 薬剤は酸性域で行わなければならない
  • アイロンによる熱ダメージに気をつける

特に細くなっている髪の毛や短いまま伸びない髪の毛への縮毛矯正はハイリスクであることに間違いありません。

施術を行う際には十分に気をつけて行うようにしましょう。

 

無理はせずにシンプルな施術を心がける事が大切です。

お悩みの方は是非ご相談ください。