前回、縮毛矯正をかけたら2日後に根元から髪が切れてしまいました。
その後4ヶ月が経過しましたが、縮毛矯正はかけられますか?
根元から髪の毛が切れるほどの状態となったということは『根折れ』という現象が起きていた事が予想できます。
根折れとは文字通り根元から髪の毛が折れてしまう事で多くの場合は数日で折れ目の位置から髪の毛が切れてしまいます。
この場合は縮毛矯正がかけられるのかどうかは状態を見てみないとなんとも言えません。
今回のお客様の場合は幸いにも切れてはいるものの、大きなダメージが大きなダメージが発生しているわけではなかったので縮毛矯正をかける事ができました。
その辺りはケースバイケースなのでお悩みの方は1度ご相談ください。
目次
根折れした髪の毛に縮毛矯正をかけることはできる?
- 3ヶ月前に縮毛矯正をかけた
- ヘアカラーはしていない
- 前回の縮毛矯正後に根元から髪の毛が切れてつむじ付近に複数箇所で切れ毛が目立つ
- 普通毛・硬毛
- 癖タイプ:波状毛
1番気にされていた切毛の部分から見ていきます。
確かに断毛はしているものの、ダメージの発生は見られないのでかけることはできます。
他に気になったところとしては癖の伸びが甘かったらしくかけて数週間後からふくらみが気になっていたそうです。
個人的には癖の伸びが甘かったと言うこともあると思いますが、ダメージにより毛先がまとまらなくなってしまっていると感じました。
カウンセリングではカットもお勧めしましたが、伸ばし中ということで今回は縮毛矯正+髪質改善で毛先のまとまり感を向上させていきます。
根折れした髪の毛に縮毛矯正をかけた仕上がりの状態
縮毛矯正をかけて乾かしたのみの状態です。
お客様からは過去1番の仕上がりだと嬉しい評価を頂戴いたしました。
毛先や根折れ部分のチリつきなどもなく全体的に綺麗なストレートに仕上がりました。
毛先もトリートメント効果でしっかりとまとまってくれていますね。
なぜ根折れが起こる?
根折れが起こる原因はいくつか考えられます。
- 縮毛矯正の薬剤が根元にべったりとついてしまった
- 一部分に縮毛矯正の薬剤が集中して塗られていた
- アイロンの操作ミスで折れ跡がついてしまった
上記のようなミスが発生する事で根元部分の折れや断毛などの症状が起こります。
縮毛矯正の薬剤が根元にべったりとついてしまった
今回の根折れに関しては根元に薬剤をつけた状態で時間を置いて事が原因でした。
縮毛矯正の薬剤はヘアカラーなどとは異なり毛穴(根元部分)に近いところには塗布する事ができません。
そこに薬剤を塗ってしまうと毛穴から出てきた髪の毛に強い負荷がかかってしまい根元からポキっと折れてしまいます。
一部分に縮毛矯正の薬剤が集中して塗られていた
縮毛矯正の薬剤を塗布する際に一部分に極端にたっぷりと薬剤を塗布してしまうと、そこの部分に負荷がかかってしまいます。
健康で強い髪の毛であれば耐える事ができる可能性もありますが、ヘアカラーや日々のアイロンなどで既にダメージがあったとすれば断毛が発生することも考えられます。
薬剤は1カ所にたっぷり塗るのではなく全体に均一に塗布する事が基本です。
アイロンの操作ミスで折れ跡がついてしまった
縮毛矯正の過程でアイロン操作を行う際にカクッと折れ跡をつけてしまうと折れた部分に負荷がかかり仕上がり時に影響が出る可能性があります。
特に縮毛矯正の施術中は薬剤が作用し髪の毛はデリケートな状態なのでアイロン操作には十分に注意が必要です。
根折れした髪の毛を戻す方法
根折れしている髪の毛は基本的に元に戻す事ができません。
自分でなんとかすることも、根折れを発生させた美容院でのお直しも現状よりも悪化させる事が目に見えているので控えた方がよろしいと思います。
これは縮毛矯正に限ったことではありませんが、失敗が起こってからどうにかしようとしても手がつけられない場合が非常に多くあります。
ハッキリと言えば普通に縮毛矯正をかけていれば根折れ現象はまず起こりません。
私自身も数多くの縮毛矯正の施術を行ってきましたが1度も根俺で失敗したことはありません。
縮毛矯正はとても難易度が高くデリケートな施術の1つです。
自分の髪の毛を大切に思うのであれば初めから失敗をしないお店にご依頼されることをお勧めいたします。
【縮毛矯正をかけたら根元が折れて髪が切れた】その後矯正はできる?まとめ
結論から言えばできる場合もあればできない場合もあります。
どちらにせよ縮毛矯正の難易度は遥かに高いものになるので専門的な施術を行う事ができるお店に相談をされた方が良い状態だと思います。
間違えても自分でなんとかしようとしたり、お直しで失敗をされたお店に依頼することは控えましょう。
確実に状況が悪くなり治す事ができなくなってしまう場合も考えられます。
お悩みの方は是非1度ご相談ください。