以前縮毛矯正をかけたら毛先がギシギシになってしまいました。現在はクシも通らない状況です。
根元の癖が伸びてきているので、そろそろ縮毛矯正をかけたいのですが・・・。
こんな髪の毛でも縮毛矯正をかけることはできますか?
はい、かけることはできます。お任せください。
ダメージに関するご相談をいただいている時点で相談先がないのか、多くの美容院で施術ができないと断られているのだと思っています。
せっかく勇気を出してご相談いただいているので『無理!』ではなく今の現状でできることをご提案し、納得いただければ施術をさせていただくようにしております。
魔法使いではないので1回の施術で100点の仕上がりとはいきませんが、現状よりも扱いやすくなるようにご提案をさせていただきますので、お悩みの方は是非1度ご相談ください。
目次
ご来店時の状態
オンライン上でいくつか質問をさせていただいた上でご来店をいただきました。
まずは施術前の状態です。
毛先10cmは過度にダメージが発生している状態です。
ビビリ毛の厄介なところは1度発生してしまうと治すことができないということです。
無理に触って悪化させるよりも取り敢えずクシ通りがよくなって日々のストレスが緩和されるように誤魔化すことをご提案させていただきました。
根元部分はやや癖は強くでているものの、縮毛矯正をかけて伸ばす事には問題ありません。
仕上がりの状態
根元は癖をしっかりと伸ばすように縮毛矯正を、毛先は髪質改善で髪の形を整えて押上させていただきました。
仕上げは乾かしたのみの状態です。
ツルツル〜とまではいきませんが、クシが通るまでには補正することができました。
本当は切った方がいいのですが、切ったばかりらしく今回は見送りました。
どんな状態であっても大切な髪の毛は残しておきたいものですよね。
根元は綺麗に癖を伸ばすことができました。
もしかしたら縮毛矯正をかけることはできないかも?と不安を感じられていたそうなので喜んでいただけて良かったです。
縮毛矯正でビビリ毛ができるほど痛むことはあるの?
ない事に越したことはありませんが、一定数のトラブルが起こることは事実です。
今回のケースでは癖が強いから強い薬剤を使った結果なのか、誤って毛先まで薬剤を塗ってしまったことが原因なのか今となっては分かりませんが普通にかけていれば失敗するような髪の毛ではないと思いました。
よくあるように複数人で変わりがわりやるスタイルやアシスタントに全てお任せのスタイルはリスクが高いように思います。
ただでさえ美容室の中で1番難易度が高い施術の1つと言われている施術なので、そこは慎重にお願いをしたいところです。
ビビリ直しどこまでやる?
ビビリ毛になってしまった髪の毛は残念ながら治す事ができません。
もしビビリ毛ができてしまった場合には次のような対策を取る事ができます。
- 切る
- 弱く縮毛矯正をかけて扱いやすくなるように補正をする
- 髪質改善で手触りだけを向上させる
ビビリ毛への対応:切る
1番ベストな選択は切る事です。
何をやっても元の状態にはならないので潔く切りましょう。
ビビリ毛への対応:弱く縮毛矯正をかけて扱いやすくなるように補正をする
いわゆるビビリ直しと言われる方法ですが、ほとんどやることはありません。
10%の成功か90%の失敗が隣り合わせなのでよくなる可能性はあるものの、悪くなる可能性が圧倒的に高くあります。
仮に良い状態になったとしても、それが継続することは難しく一瞬の歓喜のためにリスクを取るのであれば触らないという選択の方がベターです。
ビビリ毛への対応:髪質改善で手触りだけを向上させる
今回行ったのはこちらの対応です。
ビビリ直しのように劇的に変化が起こるというわけではありませんが、穴埋めをして皮膜を作ることでご自宅で扱いさすくなるようにサポートをするようなイメージでしょうか。
リスクなくケアをする事ができるので切りたくないけれど何とかしたいという方にはご提案をしております。
ビビリを作るよりビビらせない方が100倍簡単
ビビリに悩まれている方のほとんどが、まさか自分がこんな目に合うとは・・・。とおっしゃられています。
普通にやっていればビビリが発生することはありません。
ビビリ毛になってしまった事についてお客様には1%も非はありません。全て美容師の責任です。
だからこそ難易度の高い縮毛矯正をするときは失敗のリスクも考えた上で美容室選びを慎重に行いましょう。
ビビリが発生した後ではできるご提案も限られてしまいますが、ビビリが発生する前なら幅広くご要望にお答えさせていただきます。
お悩みの方は是非ご相談ください。