今日はヘアカラーをお願いしたいです!
- 縮毛矯正をかけた影響か毛先のダメージが気になります
- 縮毛矯正をかけるには早いけど広がりを抑えて扱いやすくしたい
- ヘアカラーのダメージを極力抑えて色もちをよくしたい
何かいい方法はありますか?
このようなオーダーはよくいただきます。
誰でもダメージが発生している髪の毛は扱いにくく感じますし、できれば綺麗な状態を維持していきたいですよね。
お悩みを解消するには髪質改善トリートメントがおすすめです。
ヘアカラーと併用することもできて縮毛矯正のコンディションを整えることもできるので次回までの繋ぎとしても効果を発揮してくれます。
ヘアカラーと併用した場合はカラーダメージの予防は髪の補強ができるので併用するとより効果を感じやすいと思いますよ。
髪質改善トリートメントとはトリートメントをより細かく丁寧に、お客様ごとの髪質やダメージに合わせて行っていくトリートメントの上位メニューです。
ヘアカラーと併用することでダメージの発生を抑える効果と現状のダメージを補強する効果があります。
くせ毛を解消することはできないものの広がりを抑えて扱いやすくすることはできるので、次にかける縮毛矯正までのケアとしても有効だと思います。
この記事では髪質改善トリートメントとヘアカラーを併用した際の実例を交えて解説をしていきます。
目次
髪質改善トリートメントの効果は感じる?Beforeの状態
まずはご来店時の状態をみていきましょう。
前回染めてからは2ヶ月が経過しています。
全体的な色抜けとお客様が実感されているように内側は癖が出てきているので広がりやまとまりにくさの原因となっているようです。
毛先部分は日々のアイロンによる熱ダメージと縮毛矯正のダメージが交わって引っ掛かりや手触りの硬さが感じられます。
今回はヘアカラー+髪質改善と髪質改善トリートメントを併用して髪のケアを行いながら美髪を作っていきます。
髪質改善トリートメントの効果は感じる?Afterの状態
仕上がりの状態です。
余談ですがネットやインスタなどでよく見かける髪質改善の仕上がりはストレートアイロンで真っ直ぐにしているケースが多くあります。
この記事ではリアルを知っていただくために乾かしただけの状態とアイロンを通した後の状態を掲載します。
アイロン前に髪を触っていただいているのですが、この時点で指通りがヤバイ!と感動していただけました。
その後アイロンで脱水をしてトリートメントを固定します。
内側の癖が目立っていた部分は乾かしたのみの仕上がりです。
これだけでも癖が緩和していることがわかります。
毛先の硬い質感も柔らかくなり、毛羽立ちも抑えられました。
ご自宅で洗って乾かしただけでも『乾かしたのみ』と同様の仕上がりが実現できます。
髪質改善トリートメントの効果
髪質改善で期待できる効果は2つあります。
- 癖が落ち着く
- 栄養補給とダメージ予防
一般的な美容院で行うトリートメントは表面をコーティングすることで髪を綺麗に見せています。
一時的には髪を綺麗に見せることはできるものの、少しずつ効果は落ちていってしまいます。
対して髪質改善の場合は髪の中の栄養補給や補強を行った上で髪の表面をコーティングして整えていきます。
より効果を高く実感できるほか、効果の持続性も高く保つことができます。
癖が落ち着く
縮毛矯正のように癖を伸ばしたり髪を真っ直ぐにする効果ではなく、あくまでも落ち着かせるという表現が適切だと思います。
これは酸による髪の補強とキューティクルが整うことで得られるメリットです。
髪が弱ってくると中にある結合が外れていきます。それがうねる原因にもなり得ます。
酸を使って結合を再度結びつけることで癖が落ち着いて扱いやすくなっていきます。
栄養補給とダメージ予防
主にトリートメントでもできることですが、髪質改善の場合はさらに細かく行うことができます。
大切なことは髪を膨らませることです。
そうすることでより奥まで浸透する準備ができます。
そこに小さい栄養、中くらいの栄養、大きい栄養と小さいものから大きなものを入れていくことでより奥から表面までムラなく栄養の補給が可能になります。
またヘアカラーや縮毛矯正などダメージが発生する施術と組み合わせることで発生するヘアダメージも抑えることができます。
髪質改善+ヘアカラーの効果で色持ちが良くなる
その理由は2つあります。
- ダメージにより色を留めておくことができなくなっている
- カラーの色の設定が正しくない
ヘアカラーは繰り返すごとにダメージが蓄積し、色を留めておくことが難しくなります。
それを見越しての薬剤設定がとても重要です。
薬剤を長く髪に留めておく、薬剤を髪の深いところまで届けるという点についてはヘアカラーに髪質改善を組み合わせるということは理にかなっていると言えます。
ダメージにより色を留めておくことができなくなっている
髪はダメージを受けるとキューティクルが剥がれていきます。
キューティクルはヘアカラー を閉じ込めておく蓋の役割があるので、なくなっていくごとに色持ちが悪くなります。
髪質改善は髪の表面に擬似的なキューティクルの蓋を作る効果があるので併用することで色持ちアップ効果に期待ができます。
カラーの色の設定が正しくない
ヘアカラーに正解というものはありませんがあえていうならば、設定がうまくできていないと綺麗に保つことはできません。
カラーが抜けやすい方はベースカラー+色味を意識して染めると退色した時にベースが残るので色持ちが良く感じます。
色に関しては髪質やお客様自身が生まれつき持っている髪色にも影響されるので詳しくはカウンセリング時にお伝えさせてください。
髪質改善トリートメントの効果は実感できる? まとめ
髪質改善トリートメントは体感していただくととても高い効果を実感していただけると思います。
1回だけでも髪質の向上や癖の納まりの良さを体感していただくことができます。
さらに繰り返すごとに栄養が蓄積されていくので効果を高く実感しやすくなります。
また今回のようにヘアカラーなどとの相性も良いので施術ダメージの予防としてもお客様からの高い支持を得ています。
ヘアダメージについてお悩みの方は是非ご相談ください。