癖毛に悩んでいるのだけれども・・・。
縮毛矯正をかけると髪が傷んで綺麗に見えなくなりそうで不安です。
髪を痛めずに縮毛矯正はかけられますか?
縮毛矯正をかける=髪へのダメージは必ず発生します。ノーダメージで縮毛矯正をかけることはできません。
ただし癖毛のままの状態と縮毛矯正をかけている状態はどちらが痛みませんか?と聞かれれば縮毛矯正をかけている状態です。
また癖毛のままでは扱いにくいからと毎日アイロンで癖を伸ばしていたり、重いヘアオイルで抑えているのであれば縮毛矯正をかけた方がダメージは少なく済むかもしれません。
この記事では現状で縮毛矯正をかけたいけれど痛むことが不安でなかなか踏み出せないというお客様を施術していく実例を紹介していきます。
かけないことへのメリットはもちろんありますが、かけることへのメリットもあるので比較しながら参考にしてみてください。
目次
縮毛矯正で髪が痛む?Before
定期的にご自宅にて白髪染めを行なっております。
癖を抑えるカットでコントロールしてきましたが汗をかいたり湿度が高くなった時のシルエットの膨らみを気にされています。
癖はさほど強くはありませんがうねりが目に見えています。
全体的には膨張するように膨らんでいるのがわかります。
表面よりも内側の方が癖が強いので下から押し上げられてふくらみを生み出しています。
縮毛矯正で髪が痛む? After
今回はパツっとした仕上がりは避けたかったので酸性縮毛矯正で癖を伸ばしていきました。
大きくうねるような癖毛もストレートな状態に改善していきました。
シルエットも一回りほどコンパクトになった印象です。
特に癖の強かったサイドの内側も癖が落ち着きました。
しっかりと縮毛矯正が効いているので汗や湿気の環境下でも癖戻りすることなくストレスフリーでお過ごしをいただけると思います。
縮毛矯正をかける?かけない?メリットデメリットは?
縮毛矯正をかけるか?かけないか?それぞれにメリットがありデメリットがあります。
比較したものを見ていきましょう。
かける | かけない | |
ダメージ | ある | ない |
時間 | 余分にかかる | かからない |
見た目 | 綺麗 | 艶や手触りは劣る |
スタイリング | なし
(軽くうちに巻く程度) |
アイロンで伸ばす
スタイリング剤が必要 |
天候の影響 | なし | 湿気や汗などで癖が強まる |
質感 | 真っ直ぐ | 癖によって自然な動き |
青部分がメリット、赤部分がデメリットになり得るところだと思います。髪の質感は好みが分かれる部分ですので判断基準にはならないと判断しました。
縮毛矯正をかけることでダメージは発生するものの、髪の見た目は綺麗になります。(事項で詳しく解説をします。)
またスタイリング面で言えばお手入れのしやすさやスタイルの持続性などは縮毛矯正をかけていた方が楽になります。
逆に普段、癖をヘアアレンジで生かしたり癖の出方をコントロールしたヘアスタイルを楽しみたい方は縮毛矯正をかけない方が向いている場合もあります。
縮毛矯正で髪が痛みます!では見た目はどう?
縮毛矯正をかけることで髪の毛が痛むことは事実です。
では見た目はどうでしょうか?縮毛矯正をかけることで艶感や手触りを手に入れることはできます。
つまり縮毛矯正をかけることで髪の内部は痛みます。でも髪の表面を綺麗に見せることができます。ということが正しい定義となります。
今回のお客様の実例を見ていただいてもわかると思いますが、縮毛矯正をかける前よりもかけた後の方が髪の毛は綺麗に見えると思います。
実際にお客様に触っていただいても髪の毛の質が良くなった?と錯覚をされるほどでした。
今まで縮毛矯正も視野に入れてカットのみを行ってきましたがダメージの部分や不自然な真っ直ぐ感が引っかかっていて避けられていました。
今回思い切ってかけてみるととてもイメージと近い仕上がりだったようでとても気に入っていただけました。
縮毛矯正をかけたいけど痛むことが気になる・・・。
そのようにお悩みの方は縮毛矯正をかけることで違った視点でヘアダメージを認識できるかもしれません。
縮毛矯正で傷ませないために
縮毛矯正でなるべく痛みを実感せずにかけるには、それなりの技術力は必要になります。
髪への負担を抑えて縮毛矯正をかけたいのであれば専門的に扱う美容師さんに相談されることをお勧めします。
また縮毛矯正をかけた後のご自宅でのヘアケアも重要となります。
基礎アイテムの見直しや乾かすこと、アイロンの温度など習慣の部分の見直しなども怠らないようにしましょう。
ご相談はお気軽にお申し付けください。