- 年齢を重ねるごとに縮毛矯正の質感が落ちていく気がする
- ボリュームがなくなり仕上がりが不自然になるのはイヤ
- 白髪染めと縮毛矯正は併用していけるの?
この記事を読む事で上記のようなお悩みを解決することができます。
結論からお伝えすると縮毛矯正の難易度は年齢を重ねるごとに高くなっていきます。
特に白髪染めを頻繁に行うようになる40代以降はリスクもグッと高まります。
ここ最近の仕上がりのクオリティが落ちてきている?と感じられている方は髪質の低下に理由があるのかもしれません。
では、今後はどのように縮毛矯正と付き合っていくべきなのか?どのようにしたらダメージを最小限に抑えて自然な仕上がりを作ることができるのか?
実例を交えて解説をしていきます。
目次
【失敗しない50代からの縮毛矯正】かける前の状態
白髪染めは2ヶ月に1回のペース、2回に1回は全体カラーをされています。
縮毛矯正は半年ぶりです。
ご来店時にストレートアイロンでスタイリングをされているので表面は綺麗に整っています。
内側には大きくうねる癖毛が見られます。
全体的にもうねる癖が出てきていることがわかります。
【失敗しない50代からの縮毛矯正】かけた後の状態
今回はメンテナンスなので根元のリタッチ矯正のみで癖を伸ばしていきました。
大きくうねりのでていた癖毛もしっかりと伸ばすことができました。
内側の癖も取れて頭のシルエットもコンパクトに見えています。
【50代の髪質】それって本当に癖?
まず50代からの縮毛矯正が難しい理由の1つが
もともと存在していた癖毛なのか?
年齢を重ねるごとにでてきた癖毛なのか?
を見極めることが難しいことにあります。
癖は癖に変わりないので縮毛矯正で伸ばすことは可能ですが、年齢を重ねるごとに現れてきた癖毛は水分量のバランスや髪の表面の乱れが原因で発生している場合があります。
つまり50代のお客様の縮毛矯正には髪質の診断がとても重要な鍵を握ります。
白髪染めの頻度とダメージ
40代を超えると白髪染めの頻度が増えるという傾向にあります。
それまでは1〜2ヶ月に1回のカラーのペースが1ヶ月以内に数回と増えればダメージは蓄積していきます。
年間で考えたときのダメージの量はカラーの回数と比例するので、それだけ縮毛矯正の難易度は高くなります。
熱への耐性が落ちていく
年齢を重ねたときに癖毛に悩まれている方の共通点は手触りの低下、艶感の低下です。
どちらもキューティクルが減少していくことで引き起こる症状です。
これを手っ取り早く解消する方法がストレートアイロンなどを使用することなのですが、キューティクルが少なくなっていることから熱への耐性が弱くなっています。
毎日高温でアイロンを使用することで縮毛矯正での思わぬ失敗を引き起こすことがよくあります。
50代に近づいたらいつもの縮毛矯正ではダメ
50代に近づいたらいつもの縮毛矯正を見直すようにしましょう。
髪質の再診断を行い、ヘアカラーの頻度や髪の状態、熱処理の有無などを見直した後に縮毛矯正の掛け方を再定義する必要があります。
髪の体力に合わせた縮毛矯正を
髪質が変わり、ダメージも大きくなっている状態で縮毛矯正はいつものままでは髪の負担が大きくなってしまいます。
例えば弱・中・強で縮毛矯正をカテゴリー分けするのであれば基本的には弱をベースに考えて行かなければいけません。
縮毛矯正は薬剤と熱のバランスでかけていくので髪の体力に合わせて薬剤は弱に設定しつつ、熱のパワーのコントロールで癖をしっかりと伸ばしていきます。
ボリュームを損ないすぎると不自然に見える
縮毛矯正は癖を伸ばすことが大前提ですが、
- ボリュームを落とす掛け方
- 維持する掛け方が
の2パターンがあります。
髪の量が多かったりボリュームが出過ぎて困っている場合は別ですが、年齢を重ねていくと髪の量が低下しボリュームは落ち着いていきます。
そうならないためにも、このタイミングで縮毛矯正の掛け方を見直す必要があると考えております。
50代でも縮毛矯正とうまく付き合っていくために
50代という年齢は髪質の変化やヘアカラーの頻度に変化が起こる時期です。
それにも関わらず縮毛矯正との付き合い方を見直さずに同じペースで続けていくと髪が耐えられなくなり大きな失敗を招く恐れがあります。
またこのくらいの時期を境に縮毛矯正の仕上がりに抵抗を覚えられる方も増えてきますが、髪質に合った質感を作っておくことで自然と馴染むようにかけることができます。
縮毛矯正はうまく使いこなすことで手間が減りストレスを軽減することができるので現状で満足ができていない場合には是非ご相談ください。