他店で1ヶ月前に縮毛矯正をかけたのですがかかりが悪いような気がして・・・。
襟足の部分が手触りが悪く、すごく引っかかることが気になります。
もう1度縮毛矯正をかけるべきでしょうか?
縮毛矯正は1度かけてしまえば永続的にストレートな状態を継続することができます。
伸びてきた部分は癖毛の状態ですが、かけたての状態で気になる部分があるのであれば縮毛矯正のかかりが悪かったということになります。
本来であれば縮毛矯正をかけたお店にて修正をしてもらうことがベストだとは思いますが(金銭的にも)過度なダメージを受けているということであればやめた方がいいかもしれません・・・。
その辺りはなんとも言えないので今までの信頼関係と自己判断でお願いします!
さて、今回はおかけ直しをお任せいただいたので前回の分も取り返すように頑張ります。
目次
【伸びてない・チリチリ・はねる】縮毛矯正の失敗をリカバリーする Before
パッと見た感じでは事前に伺っていたように1ヶ月前に縮毛矯正をかけた状態ではないと判断しました。
全体的に癖が見られます。
根元から毛先まで大きくうねるような癖がありますね。
お客様自身ははねることも気にされています。
そして襟足部分はこのような状態でした。ダメージが過度にでてチリチリの軽いビビリ毛になっています。
【伸びてない・チリチリ・はねる】縮毛矯正の失敗をリカバリーする After
全体的に自然に癖が伸びてくれています。長さも少しカットしてお整えさせていただきました。
まとまりが出て毛先も落ち着いてくれました。
内側の癖も残さずにしっかりと伸びています。
襟足のチリチリとしていた部分も合格ラインまで補正できたと思います。
(ここは時間の経過とともに戻っていく場合もあるので要経過観察)
なぜ縮毛矯正による失敗が起こったのか?原因の解説
今回のお客様の場合は縮毛矯正による失敗が2つ起こっていました。
- 癖が伸びていない
- ダメージが発生した
順番に解説をしていきます。
癖が伸びていない
一見すると癖はさほど強くなさそうですが、濡らした時に強くなるタイプの癖毛でした。
(濡れた時の写真を撮り忘れました・・・。)
このような癖の場合ぱっと見で判断して弱い薬剤でアプローチすると仕上がりで癖が残ってしまいます。
また初めての縮毛矯正ということで髪の毛のダメージはほぼ0の状態からスタートしていたと予想します。
ダメージが少なくなればなるほど弱い薬剤では癖が伸ばしにくくなるので伸ばし残しにつながったのだと思います。
どちらも毛髪診断を見誤って薬剤の設定が適切ではないことによる失敗だと考えられます。
ダメージが発生した
縮毛矯正によるチリチリになるような過度なダメージの原因は
- 薬剤が強すぎた
- アイロンで髪を焦がしてしまった
ということが考えられます。
ただ今回のケースでは薬剤は弱かったと予想している弱かったと予想しているので強すぎるということはないと思います。
また触った質感から焦げている印象は感じられなかったのでこれも可能性は低いと思います。
あくまでも個人的な間ではありますが薬剤を流し残してしまったままアイロンを入れたことが今回のチリチリとした質感を作り出した原因だったのかな?と思いました。
もし、そうだとしたら乾かしている段階で認識はあったはずなので残念ですね。
なぜ縮毛矯正をかけたのにはねる?
もう一つお悩みを持たれていたことが髪がはねるということでした。なぜ、そうなったのか?結論から言えば梳きすぎ(減らしすぎ)です。
ご来店時の第一印象で髪の毛先がスカスカに薄くなっているとお伝えしました。
縮毛矯正をかけていてもカットが雑では はねます。今回の対策としては毛先を厚みが確保できる部分まで切らさせていただいて縮毛矯正で収まりを持たせました。
カットって意外と軽視されがちですが、髪型を扱いやすく綺麗に見せるには実は重要な要素の1つです。
【伸びてない・チリチリ・はねる】縮毛矯正の失敗をリカバリーする実例 まとめ
縮毛矯正をかければ明日から楽になる!と思ってトライした縮毛矯正なのに実際にかけたら余計に扱いにくくなってしまった。というお悩みは多くあるものです。
今回良かった点としては同じお店で縮毛矯正をやり直さなかったということです。
特にダメージの部分は悪化していたら切るしか方法はなかったかもしれません。
同じような状況に置かれる方は少なくないと思いますが、気になることがあればセカンドオピニオン的な位置付けて第三者の美容師さんに相談してみることも1つの手だと思います。
何かあればお気軽にご相談ください。