お客様実例

【細くて癖が強い髪の毛への縮毛矯正実例】自然に綺麗に伸ばすコツ

【細くて癖が強い髪の毛への縮毛矯正実例】自然に綺麗に伸ばすコツ
お客様
お客様

私の髪質は細毛・軟毛とよく言われます。

縮毛矯正で満足したことがありません。

癖が強いのでしっかりと伸ばしたいのですが、伸びるとペタッと見えるし弱くかけると癖の残りが気になります。

後、長年の縮毛矯正の影響でダメージが気になります。

細毛・軟毛の方の縮毛矯正は難易度が非常に高く、癖を伸ばすことを優先して強い薬剤でかけるとペタッとした質感になりダメージが発生します。

 

反対に薬剤を弱めてかけると癖が伸びません。

 

薬剤には適正なストライクゾーンというものがありますが、細毛・軟毛の方は極端に狭く良い塩梅でかけることが難しいということがご相談の内容になると思います。

 

初回ではダメージ面での失敗がないように薬剤を調整して、できる限り癖が伸びるように調整することが多いです。(詳しい理由は後ほど解説します。)

 

この記事では細毛・軟毛の癖が強いお客様にどのように対応をしていくのか?を解説していきます。

 

癖が伸びにくくお悩みの方は是非参考になさってください。

 

目次

細くて癖が強い髪の毛への縮毛矯正実例 Before

美容師
美容師
まずは縮毛矯正をかける前の状態です。

初めてのご来店です。前回のストレートの履歴は4ヶ月前ということです。

 

髪質は細毛・軟毛で2ヶ月ペースでのヘアカラーをされています。

【細くて癖が強い髪の毛への縮毛矯正実例】自然に綺麗に伸ばすコツ

写真を見る限りだと前回の縮毛矯正では癖の残りがあったのかな?と感じました。

【細くて癖が強い髪の毛への縮毛矯正実例】自然に綺麗に伸ばすコツ 【細くて癖が強い髪の毛への縮毛矯正実例】自然に綺麗に伸ばすコツ

表面よりも内側に癖が強く、押し上げるように癖が浮いているので全体的にふくらみ感を感じてお手入れがしにく状況です。

【細くて癖が強い髪の毛への縮毛矯正実例】自然に綺麗に伸ばすコツ

そして毛先は案の定、ダメージが大きく見られます。

 

癖を伸ばそうと縮毛矯正のパワーをあげれば髪の毛はこの通り限界を迎えてしまいます。

 

このバランス感が今回の背術では難しいところです。

細くて癖が強い髪の毛への縮毛矯正実例 After

美容師
美容師
仕上がりの状態です。

80点狙いでとお伝えしておりましたが(本気で)何とか綺麗に仕上げることができました。

【細くて癖が強い髪の毛への縮毛矯正実例】自然に綺麗に伸ばすコツ

ペタッとさせすぎずにナチュラルに癖を取り除きました。

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癖の強かった内側も綺麗に伸びてくれています。

【細くて癖が強い髪の毛への縮毛矯正実例】自然に綺麗に伸ばすコツ

毛先も収まりが出てくれています。

 

このくらいであればダメージも許容範囲でしょう。

細くて癖が強い髪の毛への縮毛矯正は初回から100点は狙わない

これはお客様自身にもお伝えしていますが、初回の縮毛矯正時には100点は狙わずに80点を狙ってかけていきます。

美容師
美容師
なぜそのように対応をするのか?それは過度なダメージの失敗がなく、あったとしても若干の癖が残る程度だからです。

癖が残った場合にはかけ直すことで修正ができます。しかし致命的なダメージが出た場合には残念ながら治すことはできません。

 

つまり100点の仕上がりを狙うと万が一オーバーした際にはダメージが髪の残ってしまいます。80点を狙っていれば取り返しのつかない失敗をすることはないでしょう。

 

今回のように難しい髪質のお客様を初めて担当する場合は初回には完璧を求めずに失敗のない(リスクのない)施術を行っていくことがベストだと思います。

 

初回の仕上がりが基準にベースができるので、2回目以降は強弱をつけて薬剤の濃度を調整していくことで自然とクオリティーは上がっていきます。

細くて癖が強い方は縮毛矯正に向けて髪の体力を残すことを考えて

上記のように縮毛矯正だけを考えても施術の難易度は高めです。

 

さらにヘアカラーやパーマなどで髪の体力がなくなれば綺麗にかかる確率はさらに低くなってしまいます。

 

カラーやパーマの一切を止める必要はありませんが髪の体力を削りすぎるような施術はお勧めできません。

 

髪の体力の割り振りは縮毛矯正を軸に考えて組み立てるようにしましょう。

【細くて癖が強い髪の毛への縮毛矯正実例】自然に綺麗に伸ばすコツ まとめ

まず、同じようなお悩みをお持ちの方は癖を自然に伸ばすことはできます。

 

ただし初回から完璧を求めるのではなく、2〜3回ほどかけて徐々に精度を上げていくことをご理解ください。

 

無理にアプローチしようとしすぎると髪への負担が大きくなりペタッとした質感や毛先のダメージの発生につながります。

 

じっくり回数を重ねていきながら精度を高めていきましょう。