ヘアカラーと縮毛矯正をやろうと考えていますが、どちらを先にやればいいですか?
仕上がりに影響はありますか?
まず、結論からお伝えさせて頂くとヘアカラーと縮毛矯正を近いお日にちの間隔で行うのであれば『縮毛矯正』から先に行いましょう。
髪の状態など、ごく一部を除けば大半は縮毛矯正から行い、その後にヘアカラーを行った方が綺麗な仕上がりを作ることができます。
縮毛矯正の薬剤は強いパワーを持っており、髪の毛に触れた時に色を落としてしまいます。
またアイロンを通す際に色によっては熱に弱く、高温でのアイロン操作で変色することがあります。
上記のことから縮毛矯正をかけて色が抜けた状態に合わせて、ヘアカラーを行った方が色が綺麗に見え、持続性が高くなると言えます。
目次
縮毛矯正とヘアカラーを同日に行うのはあり?
可能であれば別日に分けることが理想的ですが、同日に行うことも可能です。
ただし縮毛矯正の薬剤で作用させた髪の毛を、ヘアカラーの薬剤で作用させるということは髪の毛にとって一定のストレスがかかります。
ある程度のダメージリスクがあることは想定しておきましょう。
ハイダメージ毛の方やハイトーンの方などデリケートな状態の髪質の方の場合は別日に分けて安全に施術を行うことをお勧めします。
またダメージの予防やケアの目的も合わせて、施術の際には髪質改善を組み合わせておくことをお勧めします。
当店ではすべてのメニューに髪質改善を組み込んでおります。
綺麗な仕上がりを維持するために
ダメージケアは美容院での施術後から始まっています。
美容院だけのケアに満足せずにご自宅でのケアにも力を入れていきましょう。
まず意識してほしいことは髪の状態を整えることです。
施術後の髪の毛には薬剤が残留していて不安定な状態です。できる限り早いタイミングで薬剤の残留を除去して髪の毛を安定させてあげましょう。
ヘアケアアイテムは何がいい?
シャンプーやトリートメントをはじめとしたケアアイテムに関しては特別指定のものがあるわけではありません。
質感や使い心地が良くて、気になることがないのであれば現状のものを使い続けてもらって構いません。
よくあるノンシリコンが〜、アミノ酸系の界面活性剤が〜というのは髪質や髪のダメージレベルによっても異なります。
自分で使っていてしっくりとくるものを選びましょう。
基礎ケアの底上げを
いくら高級なヘアケアを取り入れていても基礎ケアができていなければ髪の毛に負担はかかります。
- 髪を乾かすこと
- 適度なブラッシング
- スタイリングの温度設定
上記の3つは最低限意識しておきましょう。
髪の毛は乾かした方がいい?
熱で痛むことが心配・・。と悩まれている方もいらっしゃいますが、濡れているまま放置していた方がより痛みます。
髪の毛は乾いている状態では頑丈ですが、濡れている状態では非常にデリケートです。
お風呂上がりができるだけ早く髪を乾かして髪の毛の基礎体力を高めて置きましょう。
適度なブラッシングを
綺麗な髪の毛を維持するためにはブラッシングも重要な要素の1つです。
入浴の前後やスタイリング前には必ずブラッシングを取り入れてあげるように意識して置きましょう。
無理に引っ張ると髪の毛が切れたり、物理的な負担になるので毛先から優しく絡まりを解くようにしましょう。
絡まりにくいブラシを取り入れることもおすすめです。
【乾いた髪の毛用】
【濡れた髪の毛用】
スタイリングの温度設定
今やアイロンやコテでのスタイリングは必須になってきています。
この時の温度設定が高すぎると髪の毛には負担になってしまいます。
設定温度は120度〜MAX150度くらいを目安にしてください。
【ヘアカラーと縮毛矯正はどちらが先?】順番で仕上がりが大きく変わる まとめ
ヘアカラーと縮毛矯正を短期間で行う場合には縮毛矯正をかけてからヘアカラーを行うようにしましょう。
そうすることで綺麗な仕上がりを作ることができます。ただし縮毛矯正とヘアカラーを行う以上は一定数の負担がかかることは間違いありません。
- 施術中の負担を減らすために髪質改善
- 施術後の最初のヘアケアとして残留薬剤の除去
- ご自宅でのホームケア
上記のようなことを意識することは忘れないように心がけておきましょう。
綺麗な髪の毛を作り上げるためには美容師とお客様の二人三脚が大切です。
お困りのことがあればお気軽にご相談ください。