縮毛矯正の仕上がりの写真では内巻きに仕上げている事が多いので、外ハネにすることはできないのでは?と認識されている事が多いですが外ハネにすることも可能です。
ただし縮毛矯正の工程の中で外側に曲げるのではなく、外側に向きやすいカットの方法と長さの設定でコントロールをする事が重要となります。
今回はそのポイントを実例を交えて解説をしていきます。
目次
縮毛強矯正をかけた髪を外ハネに仕上げたいならカットのやり方と長さの設定が重要
- 長さは肩ライン〜長くとも鎖骨くらいに設定する
- 薄くレイヤーを入れておく
順番に解説をしていきます。
長さは肩ライン〜鎖骨ライン
内巻きにする上では肩でハネると言うことはマイナスに捉われがちですが、外ハネのスタイルの場合はプラスに働きます。
だからこそ影響を受けやすい肩付近〜鎖骨付近で設定しておくと縮毛矯正と併用しても外ハネを作りやすくなります。
レイヤーも有効
レイヤーとは髪の表面の一部分を短くカットし、軽さやズレ感を表現するためのカット技術となります。
内巻きのスタイルを作る上ではレイヤーは入れない方がいいのですが、外ハネにするのであればレイヤーを入れておくことが有効となります。
またふわっとした質感や今っぽいズレ感を表現すると言う意味でもレイヤーを活用することは有効となります。
外ハネを作るのであれば縮毛矯正は内側に曲げない
縮毛矯正で内巻きに仕上げる場合はあえて内側に曲がるようにかけていきます。
外ハネに仕上げるのであれば内側に曲げずにフラット(真っ直ぐ)に仕上げておくことが有効です。
縮毛矯正を外向きにかけることはできないのですか?
アイロン操作ではできないこともないのですが、外向きにかけてしまうと毛先が反り返ってしまい枝毛や毛羽立ちが目立ってしまい綺麗なストレート感を表現できなくなってしまいます。
縮毛矯正をかけた髪でもスタイリング次第では外ハネが作れる
縮毛矯正をかけている状態で外ハネを作るのであれば、コテやアイロンで外側に半カールくらいを目安に曲げることで作り上げることはできます。
内巻きの場合はワンカールですが、それよりも弱めに曲げることがポイントです!
仕上げにはバームやオイルなどのウエット感が出るものを併用することがお勧めです。
実際に縮毛矯正をかけた髪をアイロンなしで外ハネに仕上げてみた
上記のお写真は実際に縮毛矯正をかけさせて頂いたお客様の実例です。
施術において気をつけたことは3点です。
- 肩にあたる長さに設定する
- レイヤーを入れる
- 縮毛矯正はフラットに仕上げる
ここまで解説してきた通りの施術です。
縮毛矯正をかけた当日なので乾かしたのみの仕上がりですが、自然な外ハネスタイルに仕上げられたと思います。
プラスαで巻いたりスタイリング剤を使うことでより今っぽい仕上がりを作っていくことができます。
(スタイリング前のそのままの仕上がりなのでリアルな状態です。)
『縮毛矯正をかけていると外ハネに仕上げることはできない。』と諦めている方も多くいらっしゃいます。
『外ハネに仕上げたいから扱いにくいけど縮毛矯正をかけることを諦めている』と言う方もいらっしゃいます。
しかし、いくつかのポイントを抑えていれば縮毛矯正をかけていても外ハネを表現することは可能です。
お悩みの方は是非1度ご相談ください。