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【ぺたんこにならない】自然に縮毛矯正をかけるには?現役美容師が解説

お客様
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昔、縮毛矯正をかけた際に髪がぺたんこになってしまった事がトラウマです。

年齢を重ねるごとに癖が強くなり、雨の日は広がって収集がつかなくなります。

ストレスに感じるのでなんとかしたいのですが自然に縮毛矯正はかけられますか?

まず癖毛を真っ直ぐにする=ボリュームは落ち着きます。

 

つまり今現在と比較した場合はボリュームが少なく見えてしまうことは仕方のないことです。

 

それを前提として縮毛矯正特有のぺたんとする感じや毛先のツンツン感を出さずにかけていくことは可能です。

 

かけ方やアイロンの工夫次第で真っ直ぐの中でもデザインすることはできますし、自然にかけておくことでコテで巻いたりデジタルパーマを併用することも可能です。

 

普段のお手入れや仕上がりのイメージに合わせて最適な方法をご提案させていただきます!

 

目次

ぺたんこにならないように縮毛矯正をかけるには?Before

美容師
美容師
まずは縮毛矯正をかける前の状態を見ていきます。

全体的にうねりが現れていて膨らむ状態です。

 

月に1度のグレイカラーを行っているそうです。縮毛矯正は5〜6年以上前にかけていたそうなので毛先まで履歴なしと判断しました。

【ぺたんこにならない】自然に縮毛矯正をかけるには?現役美容師が解説

おそらく広がりを抑えるために量をたくさん減らしていて、それがまとまりの出づらさを悪化させているように思います。

【ぺたんこにならない】自然に縮毛矯正をかけるには?現役美容師が解説

内側も癖が強くはないにしても緩やかにあることがわかります。

 

ぱっと見は簡単そうですが、実際はブリーチ毛よりも難しく神経を使う施術です。

 

今回は酸性域で種縮毛矯正をかけていきます。

ぺたんこにならないように縮毛矯正をかけるには?After

美容師
美容師
縮毛矯正をかけた後の仕上がりの状態です。

綺麗に癖を伸ばしながら自然な仕上がりを作れていると思います。

【ぺたんこにならない】自然に縮毛矯正をかけるには?現役美容師が解説

毛先は量が極端に梳かれているのでボリュームが減りすぎているように感じますが、カットをしながら厚みを出して整えていくしかありません。

 

半年〜1年ほどをかけて修正していくことをお伝えさせていただきました。

【ぺたんこにならない】自然に縮毛矯正をかけるには?現役美容師が解説

内側も癖は綺麗に伸びてくれています。

ぺたんこにならない仕上がりは酸性縮毛矯正がおすすめ

縮毛矯正にはアルカリ域で行うものと酸性域で行うものがあります。

詳しく説明すると難しくなってしまうので割愛しますが

 

アルカリ域の縮毛矯正は健康な髪の毛に向いている

酸性域の縮毛矯正はデリケートな髪の毛に向いている

 

という認識を持ってもらえればOKです。

今回のようにカラーを頻繁に行っており、髪のボリュームがなくなってきたという認識があるようなデリケートな髪に対してアルカリ縮毛矯正を行うと薬剤のパワーが強すぎてしまいます。

 

強すぎる設定で縮毛矯正をかけると仕上がり時の髪の毛のボリュームはぺたんこに見えてしまい不自然な仕上がりにつながります。

 

反対に酸性縮毛矯正は髪のボリュームを保ちながら癖を伸ばす事が出来るので仕上がり時には自然に仕上がります。

ぺたんこにならない仕上がりは毛先の質感が重要

ぺたんこで不自然な仕上がりに見えてしまうのは毛先の質感にも左右されます。

 

毛先までピシッと縮毛矯正がかかっていると何となくぺたんこな印象を与えてしまいがちです。

 

今回のお客様を例に挙げると普段からコテで巻くことをしているそうです。

 

それを考慮した上で毛先は巻けるように硬くなりすぎないようにを意識してかけています。

 

逆に巻かない方であればデジタルパーマなどを組み合わせて毛先に動きをつけることも効果的です。

 

ただし毛先部分は全体で見てもダメージが1番でやすい部分となります。

 

やりすぎてチリチリにならないように最大限の配慮は必要です。

【ぺたんこにならない】自然に縮毛矯正をかけるには?現役美容師が解説 まとめ

ぺたんこにならずに自然に縮毛矯正をかけるには

  • 縮毛矯正のかけ方を見直すこと
  • 毛先の質感をこだわること

上記2点が重要です。

 

これらへの配慮ができていれば縮毛矯正をかけていても不自然な仕上がりにはなりません。

 

なぜぺたんこになるのか?どこが不自然に見えるのか?どうしたら改善する事が出来るのか?と1つ1つの問題を解消していく事で満足のいく縮毛矯正が楽しめるようになると思います。

 

お悩みをお持ちの方はぜひご相談ください。