年齢を重ねていくうちに髪にうねりが出始めました。
乾かすだけだと広がってしまい扱いにくいのですが縮毛矯正でで不自然になるのは・・・
何かいい方法はありますか?
年齢を重ねていくと髪の水分量や油分の量、また髪のタンパク質の量が低下し形に変化が起こります。
それがうねりや癖として現れます。
癖毛の改善に有効なのは縮毛矯正をかけることですが、髪のボリュームが低下することや毛先が不自然に真っ直ぐになることを嫌う方も少なくはありません。
もし現状で癖が出ている方は縮毛矯正をかける必要がありますが、ストレートなんだけど軽くうねるという方の場合は髪質改善が有効かもしれません。
その判断は実際に拝見させていただかないと、なんとも言えないので気になる方は1度ご相談ください。
目次
髪のうねりが気になる!髪質改善で扱いやすくできる Before
3週に1度のペースで美容院とご自宅を交互に白髪染めをされています。
昔はストレートな髪質だったそうですが近頃は髪のうねりが気になります。
こうしてみると髪の毛は真っ直ぐですがなんとなく緩く動きが見えてきます。
雨の日などは湿気でふくらみも気になるそうです。
ロングということもあり、毛先部分には多少のダメージが見られます。
手触り感や引っ掛かりを気にされています。
髪のうねりが気になる!髪質改善で扱いやすくできる After
濡れた状態、乾かした状態と触っていただきましたが効果を実感できるほどに手触りが良くなりました。
まずは乾かしたのみの状態です。
うねりも解けてBeforeと比較するとコンパクトに感じられます。
中に入れた栄養と水分を固定するためにアイロンで不要な水分を抜いて仕上げました。
髪質改善の効果は1ヶ月ほど持続すると思います!
うねりを取るには髪質改善?縮毛矯正?使い分けるポイント
いくつか例をあげてみます。
・ストレートな髪質の方がゆるいうねりや広がりを抑えたい場合
→髪質改善or縮毛矯正
・癖毛の方がうねりや広がりを抑えたい
→縮毛矯正
・癖毛の方が癖を残したままケアを行いたい
→髪質改善
このように目的に応じて髪質改善が適しているのか?縮毛矯正が適しているのか?が異なります。
癖毛の方でも髪質改善が適している場合もありますが、手触りや艶感を向上させるためには縮毛矯正を選択した方がいい場合もあります。
なぜ髪質改善でうねりが取れる?
元々の癖毛意外の原因ででうねりが出てくる場合は髪質に何らかの変化が起こっていることが考えられます。
- 水分量の低下
- 油分の低下
- ヘアダメージ
- 栄養の減少など
これらはカラーやパーマ、日々のヘアケアが原因で起こる場合もあれば年齢を重ねていくことで発生する場合もあります。
対して髪質改善は縮毛矯正のように癖を伸ばす効果はないものの、上記の原因を根本から改善することができます。
水分・油分・栄養を補い、髪の表面を整えることで健康な髪の状態に近づいていき結果的にそれがうねりの改善へと繋がります。
前項でも解説しましたが癖がなぜ出ているのか?を見極めることで改善に最適なプロセスが導き出されると思います。
カラーと髪質改善を併用するメリット
髪質改善とヘアカラーはとても相性が良く髪質の向上はもちろん、カラーの発色の良さや色持ちにもいい影響を与えてくれます。
例えば髪質改善とカラーを同時に行うことでカラーダメージを予防する効果があります。
また髪質改善は髪の深い部分まで栄養が届く道筋を作り、カラーの染料が奥深くまで届いて発色してくれので綺麗な色を表現する事ができます。
キューティクルを整える際に表面をコーティングしますが、これがフタの役割を果たして色を抜け出しにくくさせてくれる効果もあります。
これらの点からカラーを行う際には髪質改善を併用して行うことでダメージを抑えて色持ちが良くなるという効果があると考えられます。
【白髪染め世代の髪のうねり】髪質改善で扱いやすくできる?実例解説 まとめ
今回ご紹介したお客様のように髪質はストレートだけれども何となくうねりや膨らみが出て扱いにくく感じるという場合には髪質改善は有効だと思います。
反対に元々が癖毛の場合は髪質改善でダメージの予防はできるものの、うねりや広がりを抑える効果は実感しにくく場合によっては縮毛矯正などで改善をした方がいい場合もあります。
その辺りはカウンセリングで髪質を拝見してみないとなんとも言えないので1度ご相談をいただければと思います。