髪の毛は真っ直ぐではあるのですが、膨らんでしまう事が気になります。
縮毛矯正をかければ解決しますか?直毛なのに縮毛矯正をかける事はおかしくないですか?
それは膨らむという名の癖毛です。
くせ毛を改善する事が縮毛矯正の役割なのでおかしなことではありません。
このタイプの癖毛の方は水分を多く含むことでボワッとした癖が現れてきます。
年間で何度もかけるのではなく、梅雨〜夏時期にタイミングを合わせて年に1度のペースでかけることをお勧めしております。
癖以外にも乾燥やダメージによって影響を受けやすい髪質だと思うので注意点なども含めて解説をさせていただきます。
まずはお客様の状態を確認していきましょう。
目次
直毛だけれど膨らんでしまう
まずはお客様のご来店時の様子です。
1日結んで過ごされていたので結び癖はあるものの、基本的には縮毛矯正をかける必要がないような直毛の髪質です。
ただ、ここ最近の雨の影響で髪のふくらみが気になり結んで過ごす事が多くなっているそうです。
縮毛矯正が必要かどうかはかける事で悩みが改善されるか?で判断されると良いと思います。
今回の場合は縮毛矯正をかける事で
- ふくらみを抑える事ができる
- 天気の影響に左右されなくなる
- 髪の毛を下ろして過ごす事ができる
と言ったメリットがあると判断させていただいたので縮毛矯正をかけることにいたしました。
縮毛矯正後の仕上がり
直毛の方の場合は癖を伸ばす必要がないので、縮毛矯正特有の硬さや大きなダメージの負荷はなくかける事ができます。
不要なボリュームを抑える最小限の薬剤パワーでかけていくので仕上がりも手触りも自然に仕上がります。
お客様もかける前にはダメージ感や不自然さを気にされておりましたが、仕上がりの良さに驚いていて自分史上最高の美髪をいただきました!
少しでもお手入れが楽になれば嬉しいです。
なぜ?直毛なのに膨らむの?
直毛なのに膨らむ・・・
これは癖毛にカテゴリーされます。
癖毛というと見た目でわかるうねりや手触りのザラつきなどが一般的ですが、膨らんで扱いにくくなってしまうということも癖毛の特徴です。
では、なぜ膨らむという現象が起こるのでしょうか?
癖毛と水分の関係性
直毛で膨らむタイプの方は乾燥毛やダメージ毛である事が多くあります。
通常であれば髪の毛の中には適量の水分が保持されているのですが、乾燥やダメージが目立つ髪の毛では空気中にある水分(湿気)がどんどん髪の中に入り込んでいきます。
するとボワッと膨らんだ状態となってしまいます。
アイロンしたりコテ巻きをして頑張ってセットしたのに外に出たら一瞬で『無』になった・・・。
という経験がある方は上記のような事が原因として考えられます。
1番の解決策は髪の毛の中に水分を満たしてあげる事と髪の表面の隙間をなくして水分が自由に出入りできなくする事です。
そのどちらも叶えてくれるのが今回紹介している髪質改善縮毛矯正となります。
直毛なのに膨らむ・・・。縮毛矯正で解決できる?
縮毛矯正と聞くと
- 真っ直ぐになりすぎてしまう
- 巻いたりする事ができなくなる
- ダメージが心配
というようにねがネガティブな印象を抱かれがちです。
しかし今回のように癖を伸ばす必要がなく扱いやすくするための縮毛矯正であれば、質感を落とす事なくかけていく事ができます。
水分量とキューティクルを整えて
今回の場合は2つの問題をクリアする事でふくらみを抑える事ができます。
- 髪の毛の中の水分量を整える(髪質改善)
- 髪の表面のキューティクルを整える(縮毛矯正+髪質改善)
まずは髪の毛の中に留まってくれる水分(結合水)を補給し湿気が入り込む空間を埋めてあげます。
そうする事で湿気が多い時期でも影響を受けにくくなります。
その後髪の表面を整えていきます。
髪の表面には目には見えない隙間があり、そこを伝って髪の中の水分と空気中にある水分(湿気)が出入りをしています。
縮毛矯正をかけることで、その隙間を埋めてキューティクルを均一なものにする事ができるので見た目の艶感と水分の保持力が高くなります。
直毛だけれど膨らんでしまう髪の毛への対応は縮毛矯正が正解なの?
結論から言えば個人的には縮毛矯正が正解だと思っています。
膨らむことがストレスで下ろす事ができなかったり
毎日高温のアイロンで真っ直ぐにすることを考えれば
縮毛矯正をかけた方がダメージもお手入れの時間も節約する事ができると思います。
また今回紹介したような髪質の方は1年に1度、梅雨前に縮毛矯正をかけるだけでOKである事がほとんどなのでかけ続ける負担も大きくあるわけではありません。
かけることに悩まれていたり、私の場合はどうなの?と疑問に思われている方は是非1度ご相談ください。