これって普通なのでしょうか?
髪質改善に関わらず、ヘアカラーを行った直後の髪に薬剤をつければ色落ちはしてしまうと思います。
ただし
- 極端に色落ちした場合
- 染めてから期間が空いているのに色落ちした場合
に関しては髪質改善と言っても髪に負担がかかっている可能性があるので継続する上では注意が必要である可能性があります。
髪質改善で髪の質感を高めるのであればヘアカラーも綺麗に染まっていた方が理想的ですよね。
この記事ではなぜ色落ちする理由を解説しながら、髪質改善とヘアカラーをどのように組み合わせれば相乗上効果を得られるのか?をご紹介していきます。
目次
髪質改善後にヘアカラーが色落ちする3つの原因
- パーマ剤を配合している
- 酸の種類と相性が悪かった
- 熱で色落ちした
順番に解説をしていきます。
パーマ剤を配合している
現状では髪質改善の定義は曖昧で効果を求めすぎた結果、髪質改善にパーマ剤や縮毛矯正の薬剤を配合しているお店もあります。
当たり前ですがパーマ剤はヘアカラーの色を壊す働きがあるので使用することで色落ちすることが考えられます。
髪質改善後に極端に色落ちする場合には注意が必要です。
酸の種類と相性が悪かった
髪質改善や酸熱トリートメントに使用される酸の1つにグリオキシル酸と呼ばれるものがあります。
トリートメントとして使用することを考えれば悪いものではないのですが、ヘアカラーの色を落としてしまうので好みが分かれます。
グリオキシル酸以外の酸を使用している場合でも極端に酸性に寄せて髪質改善を行うことで色落ちする可能性は考えられます。
熱で色落ちした
髪質改善は酸をはじめとした栄養の定着と髪の中の不要な水分を抜くためにアイロンで熱を与えて仕上げることが一般的です。
その際にヘアカラーの色によっては退色する可能性が考えられます。
ただトリートメントをする上では不可欠なので髪質改善を行う以上はある程度は仕方がないでしょう。
髪質改善でヘアカラーの色落ちが気になるのであれば、染めた後がおすすめ
髪質改善は継続していきたい!
上記のように考えられる方も少なくはないと思います。
そうすると痛むのでは・・・。という声もいただきますが髪質改善はトリートメントです。
髪に負担がかかるものではないので基本的には併用することができます。
ヘアカラーと髪質改善を組み合わせることで起こる相乗効果
- ヘアカラーのダメージ予防
- ヘアカラーの発色向上
- ヘアカラーの色持ちアップ
だからヘアカラー後に髪質改善をやらない理由はないのです!
ヘアカラーのダメージ予防
ヘアカラーと組み合わせる場合は
- 薬剤が髪に与えるダメージを軽減してくれる
- カラー後のデリケートな髪を素早く元に戻してくれる
効果が期待できます。
従来のトリートメントは痛んでしまった髪の毛をどう綺麗に見せるのか?
という考え方でしたが1度ダメージを受けた髪の毛を元に戻すことはできません。
ヘアカラーと組み合わせた髪質改善の考え方はダメージをなるべく減らしていくという発想なので別々に行うよりも効果的です。
ヘアカラーの発色向上
髪質改善トリートメントの役割の中には
- 髪の表面を開いてくれる
- 髪の毛に道を作ってくれる
というものがあります。
従来のヘアカラーよりも深い位置まで染料を運ぶことができるのでよりクリアな発色を表現することが期待できます。
ヘアカラーの色持ちアップ
ヘアカラー後は
- 開いたキューティクルを引き締める
- 髪の表面をコーティングする
といった働きをしてくれます。
髪の表面が開いたままの状態だと中に入れた染料が抜けやすく色落ちが早いということになりますが
その場で締めてコーティングをすることで抜けにくくなり色の持続性が高くなります。
【髪質改善を行ったらヘアカラーの色が抜る?】現役美容師が解説 まとめ
髪質改善とヘアカラーを別々に行った場合にはある程度の色落ちのリスクはあるものだと思います。
そのデメリットがヘアカラーと同時に行うことでメリットへと切り替わります。
色落ちのことを気にせずに、むしろ色持ちを高めてくれるので一緒にやらない理由はありません。
もし染めるタイミング以外で髪質改善を行う場合には、パーマ剤を使わないことと酸への配慮をしっかりとすれば色落ちは最小限に抑えることができます。
お悩みの方はお気軽にご相談ください。