縮毛矯正解説

【縮毛矯正を続けると禿げる?】薄毛になる可能性を現役美容師が解説

お客様
お客様
縮毛矯正をかけると禿げる可能性はありますか?
美容師
美容師
結論から言えば縮毛矯正が直接的な原因で禿げることなはいでしょう。

ただし間違った施術方法で長期間繰り返していると禿げる可能性があるので0%とは言えません。

経験論から言えば10年以上縮毛矯正を担当させていただいているお客様が禿げてはいないので個人的には禿げることと縮毛矯正の因果関係は感じません。

 

しかし誤った施術方法で縮毛矯正を繰り返していた場合には禿げる可能性も否定できません。

  • 頭皮に直接薬剤を塗る
  • 薬剤の残留除去を怠る
  • 自分で・自宅で縮毛矯正をかけている

など

そもそも縮毛矯正をかけたら禿げてしまうのでは?と不安に思っている方の多くは、それ以外の改善にも多くの取り組める薄毛予防がたくさんあります。

 

この記事では縮毛矯正と禿げることの因果関係から薄毛の予防方法はどんな事があるのか?まで気になる疑問に現役の美容師がお答えしていきます。

 

目次

縮毛矯正をかける事で禿げることはある?

お客様
お客様

縮毛矯正をかけ続けていくことで頭皮に負担がかかって禿げていくのではないか?と不安です。

実際に禿げることってあるのですか?

美容師
美容師
結論から言えば縮毛矯正をかけたことで禿げるということは基本的にはありません。

縮毛矯正の工程をまとめると主に次のようなものになります。

毛髪診断・カウンセリング

1剤塗布〜前処理〜待ち時間

お流し〜栄養補給〜シャンプー&トリートメント

ドライ〜アイロン

2剤塗布〜お流し〜栄養補給&後処理

ドライ〜お仕上げ

【縮毛矯正の工程を現役美容師が徹底解説】注意事項も教えます!より引用

縮毛矯正で使用する薬剤はヘアカラーとは異なり、頭皮にべったりと塗るという事ができません。

そのため薬剤的な負担がかかることはないでしょう。

 

またヘアアイロンも頭皮に接触させることはない(火傷をしてしまうため)のでここでもダメージは考えられにくいです。

 

髪を乾かす工程では多少の乾燥などは考えられますが、これは日頃から行われていることなので直接的にに禿げることの原因にはなり得ないと思います。

美容師
美容師
これらのことから個人的には縮毛矯正が原因で禿げることはないと考えております。

ただし例外があるということはお忘れなく。

 禿げる可能性もある

普通に縮毛矯正をかける事ができていれば禿げる原因にはなりかねますが、誤った方法で縮毛矯正の施術をお行った場合には禿げる原因になる場合も考えられます。

 

例えば次のような原因が考えられます。

  • 縮毛矯正の薬剤を頭皮からべったりと塗った
  • アイロンで頭皮を火傷させた
  • 施術終了後に頭皮ケアをやらなかった
お客様
お客様
どれも当たり前にやる事ですよね?
美容師
美容師
実はそんなこともないんですよ。

お金を払っているのだから当たり前にやってほしいというお客様の気持ちはわかりますが、これら全てをきちんと行えている美容院は少ないと思った方がいいです。

 

不安な場合には施術前に美容師さんに質問をしてみるのもアリだと思います。

美容師
美容師
過去に実際にあった相談を貼っておきます。
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施術後の頭皮のアフターケアは絶対に欠かしてはいけない

美容師
美容師
施術後の頭皮のアフターケアは絶対に欠かしてはいけませんよ!

縮毛矯正をかけて薬剤を流して終わり!は薄毛だけでなく頭皮へのダメージのリスクも高めてしまいます。

 

施術後は次のようなことを心がけましょう。

  • 薬剤(過酸化水素水・アルカリ剤・還元剤)の除去
  • ヘッドスパで頭皮の抗酸化
  • 頭皮の保湿

これらを行うことで頭皮が受けるダメージリスクをグッと下げる事ができます。

縮毛矯正だから安心!ではなく薄毛予防のためには考えられるリスクはなるべく減らしていく必要があります。

美容師
美容師
アフターケアはできる限りではなく、必ず行うことを推奨します。

お店でやってもらえないという方の為に自宅で全てのアフターケアができるpopoliaシリーズを販売しております。

01・05・06の3種類を揃えれば上記のケアができるので興味のある方は覗いてみてください。

禿げ予防は縮毛矯正よりもカラーの見直しから始めよう

お客様
お客様
縮毛矯正以外の施術で禿げることはありますか?
美容師
美容師

1番リスクが高いのはヘアカラー です。

禿げる原因の大きな割合を占めていると思います。

縮毛矯正で禿げると考えている方は多くいらっしゃいますが、実はヘアカラーの方が非常に高いリスクがあります。

特に白髪染めを頻繁に行っている方は薄毛予備軍という事が言えます。

 

理由は3つです。

  1. 染める頻度が高い
  2. 頭皮から塗布する事が多い
  3. 頭皮ケアをしているお店は皆無である

染める頻度が高い

特に白髪染めは月に1度のペースで行う方が多くいらっしゃいます。

 

肌のターンオーバーはおよそ30日程です。

それより早いペースでのヘアカラー は頭皮に大きな負荷がかかるので見直す必要があります。

頭皮から塗布する事が多い

縮毛矯正とは違い、ヘアカラー(特に白髪染め)は頭皮からべったりと塗られる事が一般的です。

 

塗り方や薬剤の濃度に気をつけて行わないと薄毛だけでなく、アレルギーの発症リスクも高くなり白髪染めができなくなることも考えられます。

頭皮ケアをしているお店は皆無である

当店で推奨しているヘアカラー後の頭皮ケアは次の通りです。

  • カラー剤を塗る前頭皮保護
  • カラー剤の薬剤濃度を必要最小限にコントロール
  • カラーの残留薬剤の除去
  • 頭皮の抗酸化

どれか1つを行っていても全てを行っているお店はほぼないでしょう。

ヘアカラーを行う以上はこれらの全てを毎回行はないと頭皮の機能は低下し、将来的には薄毛やアレルギーのリスクが高くなると考えられます。

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縮毛矯正よりも気にするべき禿げ予防

禿げ予防に関しては縮毛矯正よりも日常生活の中でできる改善はたくさんあります。

  • ヘアケア・頭皮ケアの見直し
  • 食生活の見直し
  • 睡眠を十分に取る
  • お風呂上がりは頭皮を保湿し、乾かす
  • 運動を心がける
  • お酒・タバコは控えめに

などなど

施術のリスクを下げることも大切ですが、美容師さんに任せていることなので こだわる事にも限界があると思います。

 

だからこそ自分でコントロールする事ができる日常でのケアに重点を置き、対策を取り組む事が重要だと思います。

美容師
美容師

薄毛になってから相談をしてもできる対策は大幅に限られてしまいます。

いつかではなく、思い立った今からケアを始めていきましょう。

お悩みをお持ちの方はお気軽にご相談ください。

(自分自身も薄毛対策にはかなり注力しているので詳しいです 笑)