縮毛矯正解説

【縮毛矯正の工程を現役美容師が徹底解説】注意事項も教えます!

美容師
美容師

自分が今どんなことをされていて、あとどのくらいの工程で終わるのか?疑問に思った経験はありませんか?

何回かけていても年に数回の経験なので覚えていませんよね 笑

縮毛矯正をかけている方は多くいらっしゃいますが、どんな工程で行われているのかを知っている方は少ないのではないでしょうか?

実際に施術中に工程に関する質問は非常に多くいただきます。

 

そこで今回の記事では縮毛矯正の全工程を1つ1つ解説していきます。

またこの工程ではどんなことに気をつけて行っているのか?についても合わせてお答えしていきます。

 

目次

縮毛矯正の全工程はこれだ

美容師
美容師
まずは全工程を解説していきます。

お店によって多少は異なる場合もありますが、大体の流れはここで解説しているものに当てはまると思います。

毛髪診断・カウンセリング

1剤塗布〜前処理〜待ち時間

お流し〜栄養補給〜シャンプー&トリートメント

ドライ〜アイロン

2剤塗布〜お流し〜栄養補給&後処理

ドライ〜お仕上げ

ここまでで2時間半〜3時間ほどです。

カットを含めると+30分ほどでしょうか。

お客様
お客様
長い・・・。

定期的に縮毛矯正を行われている方は果てしなく長く感じられていると思います。

美容師
美容師
いつも耐え忍んでいただきありがとうございます。

できる限り早く終わるように、また施術中を快適にお過ごしいただけるように準備をしてお迎えをしております。

【縮毛矯正の工程】毛髪診断・カウンセリング

毛髪診断ではお客様の髪の状態を見て・触って現在の癖の状態やダメージの状態を判断していきます。

またカウンセリングでお客様の日々のお手入れ状況や気になっていることなどを伺い、毛髪診断の情報と合わせて髪の状態を把握していきます。

美容師
美容師
ご来店時の状態を把握することは非常に重要なことです。

例えば縮毛矯正の履歴やブリーチの有無、日々のコテやアイロンの使用状況などわかることは初めに伝えていただいた方が失敗のリスクは低くなります。

【縮毛矯正の工程】1剤塗布〜前処理〜待ち時間

癖の状態を見極めながら必要なところに薬剤を塗布していきます。

縮毛矯正の薬剤は根元につけると根折れや刺激のリスクがあるので1cm未満の隙間を開けて薬剤を塗っていきます。

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根元に薬剤を塗り終わった後は毛先部分に栄養を補給(前処理)してから薬剤を塗布していきます。

癖を伸ばす目的があれば1剤、既に伸びているのであればトリートメント剤を塗布します。

 

その後20分前後お待ちいただきます。

美容師
美容師
1剤塗布は非常に繊細な工程です。

根元や繊細な毛先には薬剤がつかないように、癖が出ているギリギリまで薬剤を塗布していかなくてはいけません。

ここで失敗すると、その後のすべての工程が無駄になってしまうので慎重かつ丁寧に行っていきます。

【縮毛矯正の工程】お流し〜栄養補給〜シャンプー&トリートメント

お時間になると薬剤を流していき、栄養補給(中間処理)をしていきます。

縮毛矯正の仕上がりの質感を決めるのはこの工程です。どんな栄養剤を使用するか?で決まります。

 

個人的に1番のこだわりポイントでもあるのでお客様の髪質と仕上がりの質感のご希望に合わせて栄養剤を選択しております。

 

その後、表面に残る1剤の残留を防ぐためにシャンプーをし操作性向上の目的でトリートメントで仕上げます。

美容師
美容師
柔らかく、硬く、ダメージをケアしたいなど仕上がりに合わせた中間処理をすることで質感を調整します。

僕自身は1番重視している点でもあるので、ここに髪質改善の工程を組み込んでおります。

【縮毛矯正の工程】ドライ〜アイロン

薬剤を流した後はドライヤーで乾かしてからアイロンで癖を伸ばしていきます。

縮毛矯正の工程の中で1番時間がかかる工程なので耐えどきです 笑

美容師
美容師

アイロン工程では髪の中の水分をどれだけ残すかが重要なので、

  • 乾燥しやすい髪質の方には揮発しにくいオイルを
  • 既に水分が残っている髪質の方には揮発しやすいオイルを

塗布して水分量をコントロールしております。

【縮毛矯正の工程】2剤塗布〜お流し〜栄養補給&後処理

アイロン工程後は2剤をつけてストレートな状態を固定していきます。

数分間時間を置いてから流して髪の中の薬剤の残留を防ぐための後処理を行います。

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その後流してトリートメントをして仕上げます。

美容師
美容師

縮毛矯正後のヘアケアは何を行えばいいですか?と質問をいただく事が多いですが、まずは薬剤を残さないための後処理です。

縮毛矯正後の残留除去を怠ると2週間は髪の中に薬剤が留まり、徐々にダメージを発生させます。

初めに残留除去、その後トリートメントでダメージ部分を補修する事が重要です。

ご自宅でも残留除去ができるヘアケアアイテムを販売しております。

【縮毛矯正の工程】ドライ〜お仕上げ

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最後に髪の毛を乾かしてお仕上げとなります。

美容師
美容師
ここまでの所要時間はおよそ2時間半ほどです。大変お疲れ様でした。

その後のヘアケアや日々のお手入れなどご不明な点や気になっている事があればなんでもご相談ください。

髪に関する事であればなんでもお答えさせていただきます。

【縮毛矯正の工程を現役美容師が徹底解説】注意事項も教えます! まとめ

美容師
美容師
非常に多く質問いただく縮毛矯正の工程についてまとめました。

なんとなくは理解していたけれど、どんなことをやっているのかは知らなかったという方が多数なのではないでしょうか。

 

お店によって多少の工程差はあるかもしれませんが、大まかには同じような流れだと思います。

 

お客様
お客様
縮毛矯正の施術中に後どれくらいかな〜?
お客様
お客様
あの時はこんなことをしていたんだ!

など楽しみながら役立てていただければ幸いです。

 

お悩みなどがございましたらお気軽にご相談ください。