先日長い髪の毛をバッサリとカットしたのですが、襟足が浮く・膨らむ・まとまらないと自分がイメージしていた以上に癖が出てきてしまい扱えません。
縮毛矯正をかけたいのですがぺったんこになるのが嫌で・・・。
なんとかできますか?
藁にもすがる思いでとブログを見ていただいたきっかけでご相談をいただきました。
縮毛矯正をかけてぺったんこになるのは使用する薬剤のコントロールとアイロンの入れ方で改善する事ができます。
特に現状で縮毛矯正をかけていない状態なのであれば、自然な丸さを保ったまま縮毛矯正をかけていくことは可能です。
ショートスタイルの方で縮毛矯正をかけることに対して抵抗を持たれている方は非常に多くいらっしゃいます。
しかし、かけずに扱いにくいよりも かけて扱いやすい方が確実にお手入れが楽になります。
また癖毛の方でも綺麗なフォルムを作りやすいので、かけたお客様は高く評価してくださる方が多い印象です。
縮毛矯正をかけた後は寝癖直し程度のセットで保湿のオイルをつけるだけでOKなので朝は楽にスタイリングをする事ができる点も喜ばれているポイントです。
目次
襟足が浮く・膨らむ・まとまらないと言うお悩みをお持ちのショートヘアを縮毛矯正で改善
今回のスタイルのように重め(段差をつけないスタイル)のシルエットを癖毛の方が実践した場合には横に膨らむ傾向にあります。
自分が癖毛だとご認識されている方はカットをする前に膨らんでしまうと言うことを想定しておきましょう。
もう少し段差を入れてくせ毛を生かすと言う選択も可能ですが、今回のお客様はスッと収まるシルエットを好まれているので縮毛矯正でのボリュームダウンを選択します。
仕上がりの状態
長さは切りたくないと言うことでしたので、数ミリ整えさせていただいた程度ですがバランスが見違えている事がわかると思います。
セッペキが悩みでペタっとしないか不安と言う事でしたが、横からのシルエットを見ても綺麗な丸さが出ていると思います。
量が多過ぎるのでとにかくすいて欲しい!と言う事でしたが縮毛矯正で癖のボリュームをとる事で自然と量も減ったように感じて最小限の量調整しかしておりません。
すき過ぎないカット=スタイルの持ちがいいと言うことに繋がるのでなぜボリュームが出ているのか?と言うことを見極めて改善することも大切ですね。
縮毛矯正で癖毛は改善できる?ぺたんこにならない?
縮毛矯正をかけられる方の心配するべきポイントの1つが見た目のぺたんこ感です。
これは2つのポイントに配慮することで防ぐ事ができます。
- 薬剤のパワーコントロール
- アイロン操作
縮毛矯正でぺたんこにならない1つ目のポイントは薬剤のパワーをコントロールすると言う事です。
強い薬剤になるほどに癖を伸ばすパワーは高まりますが、それと同時に髪のボリュームも損なわれます。
髪質や癖毛に合わせて適切な薬剤パワーに設定をする事で髪のボリュームを損なわずに癖を改善していく事ができます。
縮毛矯正でぺたんこにならない2つ目のポイントはアイロン操作です。
使用するアイロンの幅やアイロンを通す際の角度などを調整していく事で仕上がりをふんわりと作る事ができます。
特に今回のようにショートスタイルの場合はアイロン操作が自然な見た目を作るための大きなポイントとなります。
襟足の浮き癖は縮毛矯正では改善できない
ショートスタイルの方で襟足(首回りの髪の毛)が上に生えている浮き癖をお持ちの方は多くいらっしゃいます。
これも癖毛これも癖毛の1種であることは間違いないのですが、残念ながら縮毛矯正で改善することはできません。
浮き癖は毛穴の向きによって生じる癖です。
上に生えている事で上方向に向かって髪の毛が伸びてきます。
縮毛矯正は毛穴から出てきた後の癖は改善することはできますが、毛穴から出てくる前の問題には対応する事ができません。
この場合はカットで生え癖を扱いやすくする必要があります。
【襟足の浮き癖・膨らむ・まとまらない】ショートヘアの悩みを縮毛矯正で解決 まとめ
結論をお伝えするとショートヘアの癖毛のお悩みは縮毛矯正をかける事で改善されます。
- 癖毛で髪の毛が扱いにくいと感じている方
- セットをしても湿気で崩れてしまう方
- 綺麗なシルエットを作りたい方
上記のようなご希望をお持ちであれば縮毛矯正をかけることを視野に入れてみてください。
かけ方さえ気をつけていればぺたんこにならずに扱いやすく綺麗なシルエットのショートスタイルを作る事ができます。
ご相談はお気軽にお申し付けください。