癖毛で縮毛矯正をかけています。
毛先を梳かれすぎてパサパサになってしまいました。
修正していただくことは可能でしょうか?
もちろん可能です。
場合によってはある程度切り揃えて厚みを出すことが必要な場合もあります。
髪を梳かれすぎてしまったというご相談はよくいただきます。
透く=軽くなることは確かですが、過度に梳きすぎることで質感は損なわれてしまいます。
また癖毛の方は梳くことで縮毛矯正の持ちが悪くなることや膨らみやすくなるということも忘れてはいけません。
本来であれば事前に美容師側が伝えるべきことですが、それを知らずに梳いてしまい後になってから気付くというお客様が多くいらっしゃり残念でありません。
なぜ神が多いのか?なぜ膨らんでいるのか?を見極めて無理がなく、適切な対応を行うことで本当に扱いやすい髪の毛を表現することができるようになります。
目次
髪をすかれすぎたことでパサパサに
お客様ご自身は癖を気にされており3〜4ヶ月ペースで縮毛矯正をかけています。
前回の矯正時に量の多さを伝えて軽くしてもらったところ、梳かれすぎてしまいかえって扱いにくくなってしまったということです。
梳かれすぎた髪の毛を微還元縮毛矯正で整形する
スカスカになりすぎた毛先は数センチカットさせていただきました。
その後、根本に髪質改善縮毛矯正を毛先には微還元縮毛矯正でパサパサになった部分を整形して仕上げました。
見た目も手触りも完全復活した!とお喜びいただけました。
髪の毛は梳きすぎるとパサパサになってしまう
ロングスタイルは見た目や手触りの美しさが重要です。
しかし梳けば梳くほどにそれらは失われてしまいます。
また今回のお客様のように縮毛矯正をかけられている方の場合は梳き率が高くなれば、その分縮毛矯正の持ちは悪くなってしまいます。
髪をたくさん梳く→質感が悪くなりトリートメントや矯正を頻繁にかける という負のスパイラルに陥っている方は多くいらっしゃいます。
梳くことが悪であるとは言いませんが、過度に梳きすぎることは控えた方がいいと思います。
量の調整は原因から逆算する
お客様のご要望を伺っていると『量が多いのでとにかく梳いてください』と言われることがありますが、まずはなぜ量が多いのか?を見極めることが大切です。
パッと思いつくだけでも量が多く見える原因はいくつかあります。
- 癖で広がっている場合
- ダメージで広がっている場合
- 既に梳きすぎていて広がっている場合
上記に該当している場合には髪を梳くことで状況は悪化してしまいます。
癖が原因の場合には縮毛矯正を、ダメージが原因であれば髪質改善トリートメントを、梳かれすぎて広がる場合には微還元矯正で整形ケアを行うことが有効です。
間違えても更に梳くことはお勧めしません。
毛先を梳かれ過ぎてパサパサになってしまった髪をまとまりやすく改善 まとめ
髪を扱いやすく、綺麗に見せるために髪を梳くことは必要なことです。
この記事で解説したことはあくまでも過剰に量を減らしてスカスカになるまで梳くことです。
特に縮毛矯正をかけている方や髪の毛を綺麗に見せたいという方は、梳き方1つで大きく変わってくるので注意が必要です。
たかがカットですが、されどカットです。
髪を綺麗に見せたい方はご相談ください。