- 縮毛矯正をかけると不自然な真っ直ぐになってしまう
- 癖が伸びきらずに残ってしまう
- 縮毛矯正でも丸みを帯びたスタイルにしたい
この記事では、上記のようなお悩みをお持ちのお客様を実際に施術した実例をご紹介していきます。
縮毛矯正という施術の特性上、ショートスタイルとの相性がよくありません。
ショートスタイルには動きや丸さが重要と言われていますが、縮毛矯正は良くも悪くも癖を伸ばして真っ直ぐにするためにどちらも消してしまう場合が多くあります。
できる限り、不自然にならずに縮毛矯正をかけるためにも薬剤の設定やアイロン操作の技術がより求められていると思います。
目次
メンズの縮毛矯正は不自然になる?かける前の状態
前回の縮毛矯正から約4ヶ月が経過しています。
比較的癖は強く、髪の毛は柔らかいので強い薬剤でかけてしまうと不自然なストレートに仕上がってしまいそうです。
表面の癖は少ないものの内側には大きなうねりが見られます。
バックサイドもうねりが出てきていることがわかります。
今回は根元の癖を伸ばしつつ毛先は自然と丸みを帯びるように縮毛矯正をかけていきます。
メンズの縮毛矯正は不自然になる?かけた後の状態
パーマではないのであくまでもナチュラルに曲がる程度ですがワックスをつけたときにはペタッとならずに緩く動きが出てくれるのでお手入れは楽になります。
強く出ていた癖毛はしっかりと伸びてくれています。
全体的に見ると自然な内巻き程度には丸く仕上がってくれています。
仕上げはノンスタイリングですがワックスをつけると柔らかく動いてくれるのでセットもイメージに合わせて行うことができます。
メンズの縮毛矯正で不自然にならないためには薬剤の設定が重要
縮毛矯正をかけている大多数の方はペタッとした質感の悪さを気にされています。
薬剤にはpHというものが存在し7を中心に低くなれば酸性、高くなればアルカリ性となります。
数値が高くなればなるほどに薬剤のパワーは強くなり癖は伸ばしやすくなります。
その反面、強くなるほどに髪のボリュームは損なわれてペタッとした仕上がりになります。
つまり、不自然にならずに縮毛矯正をかけるには癖が伸びるギリギリの強さを見極めてなるべく低い数値で行うことが重要となります。
今回のケースで言えば7の中性域でかけていきました。
メンズの縮毛矯正は不自然にならないためにはアイロンの大きさが重要
パッと見た感じでアイロンのプレートの長さが違うことはわかると思います。
青いアイロンはメインで使用しているヘアアイロンでプレート幅が38mmです。
赤いアイロンは今回使用したヘアアイロンでプレート幅が9mmです。
男性のショートヘアに対して青いアイロンを使用するとしっかり癖を伸ばし切れずに残ってしまう可能性があります。
また毛先を丸めることもできないのでパッツンストレートに仕上がりやすくなります。
対して赤いヘアアイロンを使えば短い髪の毛でもしっかりと根元から伸ばすことができます。
同時に毛先を丸めながらアイロン操作ができるので仕上がりも自然なものになります。
男性の縮毛矯正は細いタイプのヘアアイロンがないと綺麗にかけられない!と言えるほどになくてはならない愛機です。
メンズの自然な縮毛矯正のスタイルを維持するための周期は?
男性の場合は2ヶ月〜4ヶ月を目安に縮毛矯正をかけていくと綺麗に保つことができます。
髪の長い女性の場合は癖の強さによっては6ヶ月〜1年ペースの方もいらっしゃいますが、男性の場合はカットのペースも早く、髪の毛自体が短いのでそこまで保つことはできません。
伸びてきたタイミングでカットを挟むと癖が出てきてもスッキリ感を演出することができます。
次に縮毛矯正をかけるまでの間にカットのみを行うように周期の設定をしておくとストレスなくいい状態で維持することができます。
【メンズの縮毛矯正は不自然になる?】伸びと柔らかさは両立できる!まとめ
男性の縮毛矯正が不自然に仕上がってしまうのは以下のような理由が考えられます。
- 薬剤の設定が強すぎる
- アイロンが適切ではない
- 周期が不均一になっている
これらを最適化することで今回紹介した実例のように男性でも自然な縮毛矯正を行うことができます。
せっかくお手入れが楽になるように縮毛矯正をかけたのに毛先がピンピンして扱いにくい!という悲劇を生まないためにも都度のかけ方や年間での縮毛矯正との付き合い方が重要です。
お悩みの方はぜひご相談ください。