世間の認識では天気や体感で梅雨を感じられる方が多いように思います。
しかし、美容師として日々活動をしている僕自身は縮毛矯正のオーダーが増えると梅雨が近づいてきているのだなぁと実感をします 笑
さて、本日は梅雨に縮毛矯正をかけることが正解ではないよ!というお話をしようと思います。
日本人の気質なのか国民性なのか、人が取り組み始めると『右へならえ』で同調するという特徴があるように思います。
縮毛矯正も例外ではなく次のような意識でかける選択をされる方が多くいらっしゃいます。
- 周りの人がかけ始めている
- SNSの投稿が多くなってきたから
- 美容師さんに言われるがままに
全員がそうとは言いませんが、この中の一部の方は梅雨時期に縮毛矯正をかけることが向いていない場合があります。
この記事では人の意見は1回無視をして、自分のライフスタイルの中で本当に今縮毛矯正をかけることが向いているのかを見つめ直して欲しいと思っています。
もちろん梅雨時期に縮毛矯正をかけることを否定しているのではなく、かけることが適している方もいれば時期をズラした方が得策な方もいるというように解釈をしていただけると幸いです。
目次
梅雨時期に縮毛矯正をかけなくともいい方
結論から言えば『梅雨時期から夏時期には結んで過ごして秋口から髪の毛を下ろして過ごしたい』という方になります。
これはお客様との会話の中で質問をいただき、確かにそうだなと感じたことです。
暑い時期は縮毛矯正をかけている、かけていないに関わらず結んで過ごしているという方は一定数いらっしゃいます。
仮に梅雨時期に縮毛矯正をかけて夏終わりを迎えた場合では、根元の癖毛が3~5cmほど伸びている計算になります。
暑さが落ち着いてきたタイミングで髪を下ろして過ごすことを考えているのであれば、その直前がかけるべきベストタイミングということになります。
それでも結んでいる時に気になる前髪や顔周りのみ縮毛矯正をかけておくと、ストレスを軽減する事ができると思います。
梅雨時期に縮毛矯正をかけるべき方
具体的には次のような方が該当します。
- 夏時期でも髪の毛を下ろしている方
- 結んでいたとしても通年髪の毛を結ばれている方
- 3ヶ月ペースで縮毛矯正をかけられている方
上記のような方は定例通り梅雨時期に縮毛矯正をかけておく事で1番湿気の強い時期をストレスフリーに過ごしていただく事が可能となります。
湿気が高い時期でも縮毛矯正がかかっていれば、下ろす際も結ぶ際もお手入れが楽になりますね。
髪を乾かすスピードやご自宅でのケアも時短になるので、癖毛に悩む方はかけておくことに間違いはないでしょう。
縮毛矯正をかけるタイミングはあらかじめ決めておこう
縮毛矯正は梅雨時期のタイミングを基準に年間で何回かけるのかを逆算して、かける月割を出しておく事が理想的です。
- 年に1回のペースであれば6月を基準に
- 年に2回のペースであれば6月・12月を基準に
- 年に3回のペースであれば6月・10月・2月を基準に
- 年に4回のペースであれば6月・9月・12月・3月を基準に
上記のようにかけるべきタイミングをあらかじめ決めておくことで、1番縮毛矯正をかけたいタイミングからズレずにかける事ができ無駄がなくなります。
癖が気になったタイミングや勧められるがままに縮毛矯正をかけてしまうと
湿気の多い時期にかけ損ねてしまったり、極端に短いタイミングでかける事に
なってしまうことがあります。
すると予定よりも無駄なコストがかかる事や短期間でのダメージが重なり事故が起こりやすい現象を引き起こす事が考えられます。
だからこそ、当店ではお客様には年間計画をお伝えさせていただくように取り組んでおります。
梅雨時期に縮毛矯正をかけることが正解?向く人と向かない人を解説 まとめ
結論をお伝えすれば
・梅雨時期に結んで過ごし、夏明けに髪を下ろしたい方
→秋口の矯正がお勧め
・梅雨時期に下ろしたい、もしくは通年結んで過ごす方
→梅雨時期に矯正をかけましょう
ということになります。
またどのくらいの周期で縮毛矯正をかけているのか?によっても提案が異なるので髪の状態やライフスタイルに合わせて矯正をかけるタイミングを見計らいましょう。
『右へならえ』で人に合わせることも1つの選択ですが、髪の毛や過ごし方は人それぞれです。
答えはみなさんの中にあると思います。